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【デジタルVAMOS】8月に欧州遠征を実施。得がたい経験を積んだ大宮U15

Written by RB大宮アルディージャ
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世界の強豪が集結した大会に参加

U15大宮欧州遠征

U15大宮欧州遠征

© 2024 RB OMIYA Inc.

8月20日から22日にかけてオーストリア・ザルツブルクで開催された『THE NEXT GENERATIONS TROPHY 2026』に、RB大宮アルディージャU15が参加した。2009年から開催されている同大会には、世界各国からレッドブルグループのチーム、それにユベントス(イタリア)、マンチェスター・シティ(イングランド)、SLベンフィカ(ポルトガル)など12チームが参戦。大宮U15はマンチェスター・シティに4-0で勝利したのち、レッドブルアカデミー・ザルツブルク(オーストリア)に0-1と敗戦。その後、RBライプツィヒ(ドイツ)を相手に1-1でのPK勝ちで準決勝に進出すると、レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)に0-6で敗れたものの、SLベンフィカを2-0で破って3位という好成績で大会を終えた。
小池直文アカデミーダイレクターは、昨年度の大会を現地視察した上で今回の大会出場に至った経緯を明かす。
「非常に強度も高いし、選手たちが『行きたい』と思うような有名チームも出場している大会でした。僕が口癖のように言っているのは、『海外遠征は、選手たちが描いていたモノクロの夢に色を付けていくプログラム』だということ。『実際に行ってみたら、英語でうまくしゃべれないな』、『こんな深いタックルが飛んでくるんだ』、『やっぱり1対1は強いな』という得がたい経験を積めますし、トライしてみることでたとえ失敗しても次につなげることができます。まずはエントリーしてみよう、となりました」
2月にブラジルへ遠征して『Bull’s Cup』に参加して以来となる、チームとしての海外遠征だった。その約半年前の挑戦と比べても、大宮U15は入念に準備したうえで「本気で勝ちにいった」。中谷優介監督もそう振り返る。
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バイエルンの施設で事前合宿を実施

大宮U15欧州遠征

大宮U15欧州遠征

© 2024 RB OMIYA Inc.

大会直前には、バイエルン・ミュンヘンの施設で事前合宿を実施。10面以上も芝のグラウンドがある世界トップクラスの施設を利用して準備を進めた。宮沢悠生ヘッドオブメソドロジーも帯同するなど、多くのスタッフも遠征に同行して選手たちをサポート。バイエルン・ミュンヘンの公式戦を現地観戦したほか、大会前にも2試合、現地で練習試合を行ったという。
その成果もあったのだろう。前述のとおり、大会で良い結果を残すことができた。日本のチームらしく規律のある守備、そして高いテクニックはほかチームのスタッフからも一目置かれていたという。
「ユベントスのスタッフに、『普段、どんな練習をしているんだ?』と質問されました。テクニックに長けた選手たちや、その選手たちが勤勉に組織的な守備をする姿を見て、トレーニング内容を知りたいと思ったそうです」(中谷監督)
大宮U15欧州遠征

大宮U15欧州遠征

© 2024 RB OMIYA Inc.

選手たちも、臆することなく相手に立ち向かっていった。「通用しない場面もあった」(同監督)一方で、高い評価を受けたプレーヤーもいる。その一人がキャプテンを務める安井康真だ。大会の中でも屈指のボランチとして注目され、レッドブルグループのスタッフも気にかけた存在だったという。7月にはU-15 Jリーグ選抜としてリバプールU15と国内で対戦していた安井は、欧州の地でも存在感を発揮した。
大宮U15欧州遠征

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ベンフィカとの3位決定戦で先制点をマークしたFWの加藤亜輝も「たくましくプレーしていた。この大会に懸ける思いも強かったと聞いているし、国内よりもいいプレーをしていた印象」と中谷監督は目を細める。
チームとしても、敗戦のあとにそれを引きずらないリバウンドメンタリティを示すなど、ポジティブな面があったという。ブラジルでの苦い経験を生かした格好だ。
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今後も継続的に海外遠征へ

欧州遠征のメリットは、帰国後も見られているという。「何より、日常が変わった」(中谷監督)。選手たちは熱量高く普段の練習に取り組み、より球際に激しく、少しのコンタクトでは気にせずにプレーし続けるようになった。刺激を受けたのは選手たちだけではない。スタッフもそうだ。
「ヨーロッパで感じた刺激を大事にして、日々に向き合うことが必要です。われわれのほうが優れているものもありましたし、それを大事にしつつも、ブラジルの選手たちに見られたような即興性や主体性を身につけられるような働きかけもしていきたい」(中谷監督)
例えば、練習のメニューにあえてカオスな状況を作り、選手たちが自主的に考えるように導くようにしているという。
レッドブルグループだからこそ実現している、こうした海外遠征の機会。それを継続的に創出する考えを小池アカデミーダイレクターは示している。
「今後は、U-14世代でニューヨークの大会に出て、U-15はザルツブルク、U-16はブラガンチーノというように1年ごとに海外遠征を行っていくプランもあります。そうすれば、同世代の選手がどう成長しているのかを実際に感じることもできるでしょう。そして、神田泰斗が経験したようにU-17以降は個人で短期留学していくのもいいですね」
一人でも多くの選手をトップチームへ輩出し、さらに世界のレッドブルグループで活躍していけるように。大宮アカデミーはさまざまな取り組みを実施していく。
RBザルツブルク所属の北野颯太、チェイス・アンリと一緒に記念撮影

RBザルツブルク所属の北野颯太、チェイス・アンリと一緒に記念撮影

© 2024 RB OMIYA Inc.

田中 直希(たなか なおき)
2009年からサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の記者として活動。首都圏を中心に各クラブの番記者を歴任し、2025年からはRB大宮アルディージャの担当を務める。著書に『ネルシーニョすべては勝利のために』、『Jクラブ強化論』など。

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