大宮 vs 札幌 — Match Report

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大宮 vs 札幌

明治安田J2・J3百年構想リーグ

第2節

明治安田J2・J3百年構想リーグの第2節は、札幌を迎えるホームゲーム。
スタメンは、第1節と同じ。控えには、2種登録されたU18所属のDF木寺らが名を連ねた。アウェイのサポーターも多く、1万1474人の観衆が見守る中でキックオフを迎えた。
試合は、わずか3分で失点する厳しい展開で始まった。カウンターアタックからサイドチェンジで振られた場面でシュートをブロックしたが、CKを頭で決められた。
攻撃では、最終ラインと加藤玄のパス交換をベースにパスをつないで前進し、前線では山本が流動的な動きでパスを引き出した。
しかし、20分を過ぎると、プレッシングが機能せず、札幌の攻撃に振り回された。守備者が引き出され、空いたスペースを使われる展開。DF西尾は「センターバックが釣り出されたところを狙って来るのは、頭に入っている。その状況でどう賢く守るか。ディフェンスライン全体で、細かいところを詰めていかないといけない」と課題を感じ取っていた。25分にはスルーパスを通されたが、GKトム・グローバーがシュートコースを消して難を逃れた。
28分、最終ラインから左でパスを受けた泉は、意表を突くワンタッチのロングパスで相手の背後を急襲。「相手のサイドバックがあまり出てこないので、引き付けて背後を取りたかった。(山本)桜大が背後を取りに行くのが見えたので、そこに(ボールを)落とした」と狙っていたプレーで好機を作ると、サポートに走った山本が抜け出し、追い越した杉本がクロス。こぼれ球を拾った泉がドリブルから低いクロスで中央へ送り、山本が触ったボールをオリオラ・サンデーが押し込み、同点とした。
43分、クロス対応にGKが出たところを折り返された場面はピンチだったが、西尾がシュートブロック。前半終了間際には、山本のシュートがポストをたたく惜しい場面もあったが、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半は、相手の運動量が落ちた影響もあり、ビルドアップとポゼッションの精度が高まり、敵陣に押し込む時間が増えた。55分、FKのこぼれ球から、加藤玄が目の覚めるようなミドルシュートを放った場面は、惜しかった。しかし、今度は良い流れからカウンターで失点。再び1点を追いかける展開になった。
63分、宮沢監督はカプリーニと茂木を投入。70分、泉のインターセプトからショートカウンターを仕掛けた場面では、杉本が中央のカプリーニにつなぎ、加藤玄が右へ展開。茂木のクロスを泉がヘディングで狙った。73分には、加藤聖、中山、松井の3人を同時に投入。途中出場の選手が懸命に走り、ボールを奪えば、一気に加速する力強さをチームに与えた。
83分、茂木のクロスを山本がヘディングでゴール左上に決めて同点。茂木は「僕が入ったときには、相手はかなり疲弊していた。ボールを受けて周りを生かす部分でチームとしてのボールの動きは良くなったんじゃないかと思う。アシストもできたし、流れを良い方向に持って行けて良かった」と振り返った。
百年構想リーグでは、引分けで90分が終われば、PK戦となる。アディショナルタイムの目安は、5分。途中、泉が負傷で動けなくなるも、諦めない姿勢が最後に実った。終了間際、中山が左へ展開すると、そのままゴール前へ。加藤聖のクロスのこぼれ球を中山が強烈なボレーシュート。味方に当たったところをカプリーニがゴールへ押し込み、ついに逆転に成功。これが決勝点となり、開幕2連勝を飾った。
次節もホームゲームで、福島を相手に迎える。もちろん、狙うのはホームでの開幕3連勝。山本の2試合連続得点など新戦力が早くも機能している攻撃で、勝利を目指す。
(文:平野 貴也)
選手・スタッフコメント
監督 宮沢 悠生
前回の松本戦とは少し違った試合展開になって、ただ選手たちが自分たちのやるべきことを信じてやってくれたおかげで勝点3を取れたと思います。試合運びも含めて改善していかなければいけないところもありますし、ただ勝点3をまた積み重ねたということは一定の評価に当たるのではないかなと思います。 相手がやりたいことはわかっていたのですが、その攻撃に対して自分たちの守備ができなかったという悔しさが前半は残ります。後半は、自分たちでハーフタイムに修正をしてやろうとしていることがあって、相手コートでプレーをしていた中でカウンターで失点をしてしまうというところは、やはり絶対にしてはいけない失点だと思いますし、絶対に防げる失点だと思います。自分たちでもっともっと修正できるところはありますし、トレーニングで修正できたらと思います。 自分たちは1対1で勝たなければいけない中で、1対1で負けていたところがかなりあって、そこで負けてしまうと完全に相手のやりたいことをやらせてしまうので、勝てない相手であればしょうがないですが、やはり勝てますし、そこで五分五分のボール、もしくは6対4ぐらいのボールを相手に与えていたので、そこは本当に気持ちだというところは伝えました。 (後半の交代の狙いは)疲れが見えてきた中で、誰を残して誰が入ったら自分たちのほうに流れが来る可能性が高いかというところと、練習のパフォーマンスを見て、彼らがこのタイミングで入れば自分たちにもう一回チャンスは来ると思っていました。負けゲームだとは全然思っていなかったので、うまく選手たちが自分たちの良さを出し切ってくれたと思います。
DF 22 茂木 力也
僕が交代で入ったときにはもう相手もかなり疲弊していましたし、足を伸ばしている選手もいたので、そこでの僕の役割としてはボールを受けて周りの選手を生かすことだと思っていました。そこをうまくやっていこうとして、アシストもできましたし、ゴールにかかわることができて、チームの流れも良いほうに持っていけたので、それは良かったなと思います。 前半を見ていて、(関口)凱心と(村上)陽介の距離が少し遠いかなというシーンもありましたし、凱心はあの高い位置で良さを出せますけど、僕が入ったらそこでの勝負ではないとは考えていました。近いところを取ってとか相手を来させるとか、そういうことを考えて入ったので、それがうまくハマって良かったと思います。 前での勝負というよりかは、自分は自分の良さを出していきたいですし、後ろの3人に入っていくほうが良さは出ると思っていますし、今日も自分なりにやるべきことを考えてやっていました。自分のやれることをしっかりやり切れたかなと思います。 チームとしては課題だらけだと思いますし、僕自身も入ったときに今日みたいに毎回流れを変えられるように、練習からやっていきたいと思います。
FW 90 オリオラ サンデー
前節チームは勝ちましたが、自分はFWなので自分も点を決めたかったなと思っていましたし、次の試合は絶対に頑張って点を取ろうという気持ちだったので、今日は勝てましたし、点も取れたので、すごくうれしかったです。 得点シーンは、練習からずっと言われているFWとして味方を信じてゴール前に入ることを意識していました。去年はあまり中に入れていなかったですし、今年は絶対変わらないといけないと自分でも思っていますし、点を取りたいなら絶対に中に入っていこうと思っていました。(山本)桜大のところで決まらなかったら自分が触ろうと準備していましたし、自分のところにしっかりボールが来てゴールを決められたので良かったです。 今年は背後だけではなくてつなぐことを練習から意識するようになりました。ほかの選手ともっとコンビネーションできるのであれば、もっと自分のパフォーマンスも良くなりますし、点を取りやすくなるのかなと思います。もちろんミスがあるときもありますが、それでも落ち込んでいないですし、しっかり練習から頑張ってトライできています。それが試合でも出てくるので、うまくいっているのかなと思います。 自分はFWなので百年構想リーグでは10点くらい取りたいですし、自分が点を取ったら自分のポジションをしっかりキープできると思っています。もちろんそのポジションを狙ってチャレンジしている選手たちもいますが、それは自分のモチベーションにもなりますし、しっかり自分のゴールでアピールして2026/27シーズンが始まる前に良い準備をしたいと思います。
FW 45 山本 桜大
ゴールシーンは、コースとかは狙ってはいなくて当たれば良いかなというぐらいだったので、うまく反応できてうまくいって良かったです。 中盤の運動量は自分たちのほうに分があると思っていたので、後半相手が疲れてきたところで自分たちでうまくコンビネーションを、というのは意識していましたし、勝ち切れたのはそこでリズムを作れたのが大きかったかなと思います。 自分はけっこう走れるタイプなので、そこで自分の勢いというかリズムも作れると思うので、このサッカーはすごく自分に合ってると思いますし、監督から求められる結果の部分や守備のプレッシング、切り替えというところプラスアルファというのはつねに意識しているので、まだまだ頑張りたいと思います。 個人的な課題としては、ボールを良い形で受けられているシーンもあるのですが、やはりちょっと気が抜けてしまっているときは食われてしまっているときもあったので、一回もボールを奪われないぐらいの高いレベルを目指してやりたいなと思います。 結果にはこだわりたいと思っているので、できるだけシュートを打つというのは意識していますけど、自分がシュートを打つべきなのか、確実な選択肢があるのか、というのは今日もワンシーンあったので、そこはうまくやっていきたいなと思います。 2戦連発という結果の部分はすごく良いなと思いますが、チームとしてもっと圧倒して勝ちたいなと思います。勝負強さが大事になってくると思うので、今日勝てたのは大きいですけど、修正する部分もたくさんあるので、また頑張りたいです。

Facts

主審

清水 勇人

副審

林 可人, 篠藤 巧

第4の審判員

塚田 健太

入場者数

11,474

湿度

45%

ピッチ状態

全面良芝

気温

14.5°C

天候

晴のち曇

Kickoff time

2026年2月14日, 14時00分

Match

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