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大宮 vs 八戸

天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会

2回戦

杉本、ムエアンタのゴールで天皇杯初戦を勝利

大宮 vs 八戸 — Match Report

大宮 vs 八戸 — Match Report

© 2024 RB Omiya Inc.

天皇杯の初戦は、同じJ2に属する八戸との2回戦。ナダル監督は、若い選手を多くメンバーに組み込んだ。今季のリーグ戦でまだ出場機会を得ていない高校生のエドワードや小林が先発。控えには、2種登録されたばかりの兼頭晴宗も名を連ねた。一方、笠原、茂木、杉本と経験豊富な選手も先発。幅広い年齢層の構成となった。
会場は、NACK5スタジアム大宮。平日のナイトゲームにもかかわらず、ゴール裏から力強い声援が送られる中、キックオフを迎えた。蒸し暑さの中でも積極的にハイプレスを仕掛け、チームのスタイルを明確に披露。3分、ロングパスでスファナット・ムエアンタ(バンク)が抜け出して最初の決定機を迎えたが、シュートはブロックされた。7分には茂木のクロスから日髙がヘディングシュート。果敢にゴールを狙った。
守備では、イヨハと中山が相手のカウンターの起点を潰し、中盤はエドワードが一列下がって相手の2シャドーをマーク。相手の前進を防いだ。ボールを触る機会が多かったエドワードは「周りがたくさんサポートしてくれて、伸び伸びプレーができた。でも、トヨ(豊川)さんとかは、ワンツーとかが上手い。もっと盗んでいきたい」と得点に直結するプレーを欠いた点を課題に感じ取っていた。
11分、相手は大きなサイドチェンジからアーリークロスと大きく左右に揺さぶってきた。負ければ終わりのトーナメント戦では、一発の怖さはリーグ戦以上だ。しっかりと勝つためには、チャンスを仕留めなければならない。
先制点を得たのは、22分。相手陣内の深い位置でプレスをかけて相手のミスを誘うと、小林からパスを受けた杉本がシュートを決めた。32分、八戸は右から縦に運んでアーリークロス。GK笠原が前に出て難を逃れた。42分、相手の最終ライン裏へ抜け出したバンクがクロス。中央に走り込んだエドワードには惜しくも合わなかった。続けて左からのクロスをエドワードがヘディングで狙ったが、前半のゴールは1点に留まった。
後半も優位性は変わらなかった。ただ、蒸し暑さもあり、やや守備の圧力は弱まり、相手が前に出てくる場面が増えた。56分、相手に中央突破を許し、シュートまで持ち込まれた。
一方、前がかりになった相手のスキを突く部分は、見事だった。59分、カウンターで左サイドに飛び出した日髙が競り合うと、相手がコントロールをミスしたボールを奪って前進。追いかけて来たバンクがパスを受け、左足でゴールへ追加点をたたき込んだ。勝利の可能性を大きく広げる1点だった。
63分以降は、選手を交代しながら追加点を狙った。69分、カプリーニが右からクロスを上げ、タイミングを合わせて抜けだした泉がボレーシュートを放ったが、GKに弾かれた。78分には、関口、兼頭も途中出場。
終盤はやや押し込まれたが、きっちりと2-0で勝利。出場経験が多い杉本やイヨハ、茂木、中山、小島らが要所を締め、若手は思い切って特長あるプレーを仕掛ける中で精度や選択などの課題を学び、経験を積めた印象だ。
トップチームの公式戦に初めて出場した井芹は「初めて試合に出て緊張したけど、ヘンリーくんとかDF陣が支えてくれて緊張もほぐれた。(初めて試合に出て感じたことは)応援の力がすごいということ。疲れていても、この声があればやれると思った。最後(足の疲労で)ヤバイと思ったけど、やるしかないと思った」と大きな刺激を受けていた。
同時刻に行われた試合の結果、3回戦の相手は、J1の浦和レッズに決まった。杉本は「非常に盛り上がると思うので、楽しみ。でも、その前に連戦ですぐ試合があるので、頭を切り替えて全部勝てるようにやっていきたい」と話した。中2日で明治安田J2第4節の湘南戦。勝ち続けながら、チームとしての経験値を積み上げたい。

監督コメント

とてもいい試合ができたと思います。とてもエネルギッシュで、開始15分で点を取るのに値するプレーができていたのではないかと思います。それに値するチャンスも多く作ることができていました。メンバーを多く変更しましたが、普段は時間をあまりもらえていない選手たちもこういった機会をうまくモノにしてくれたと思っています。とても激しい、戦えるチームが相手だったので、激しい試合になるだろうと考えていました。八戸はリーグでも本当に一番走るぐらいのチームだと考えています。ただ、それでも自分たちのほうが上だというメンタリティでやっていましたし、それを証明できたと思います。
今日、若い選手たちが見せてくれたプレーに関しては、とても誇りに思っています。自分たちが要求するようなレベルのインテンシティを出してくれたと思っています。クオリティと才能、タレントのところもそうです。まだまだ、判断のところで成長するべきところはあると思います。いつもうワンタッチするか、いつ運ぶか、いつパスを出すか、そういったところです。守備時もプレスに行くべきときに行っていなかったり、その逆も起こっていたと思います。そういったところの判断は、まだまだ成長できるところではないかと考えています。正しい判断ができないと、相手にチャンスを与えてしまいますし、ただ、それを差し引いても、今日はわれわれのほうが上だったと自分は思っています。これから自分たちがこの上のレベルでプレーするにあたって、必要とされる判断の基準であったり、正しく判断するといったところにおいて、やはり一つ誤ってしまうと相手にチャンスだったり点を与えてしまう、そこに関してはまだまだ成長の余地はあると思っています。ただ、そういったところに目を向けてしまうのはフェアではないと思っていますし、彼らの年齢であったり今日のパフォーマンスを見ると、そこに多くの目を向けるのがフェアではないかと考えています。試合全体を見たら良かったと思っていますが、その中でもまだまだ成長できる伸びしろはあると考えています。彼らは本当にいいプレーしてくれました。ただ、彼らの将来のことを考えて、到達したレベルのことを考えると、まだそこに到達するためにできることはあると思っています。
試合前にチームに対して、「自分たちがプレーするすべての試合に勝ちにいかなくてはいけない」という話をしました。それは自分たちとして作りたい文化であり、選手に理解してもらいたいのは、「自分たちはすべて勝つためにやっている」ということです。天皇杯でもリーグ戦でもリーグカップ戦でも、目の前にある試合には勝ちにいく、自分にとっては「この試合のほうが、この試合よりも大事だ」そういったものはないと考えています。ただ、先ほどロッカールームで選手たちに、「また次の試合が来るので、もう今日のことではなくて、次に進みましょう」、「その試合に向けて、できる最大限のことは努力していこう」という話をしました。

選手コメント

チームとしてもすごく良い試合ができたと思いますし、厳しい試合の中でみんなが走り切ったので、良い結果をもぎ取れたと思います。チームを誇りに思いますし、すごく良かったです。
ゴールを決められたこともすごくうれしいですし、ゴール後に同時に足をつってしまいましたが、それはチームのために走れたという意味だと思うので、チームの勝利に貢献できる2点目を決められてすごくうれしく思います。チームとしてしっかり勝利をつかみ取れたので、試合としてもすごく良い試合だったと思います。
プレスはチームとしてのコンセプトでもあり、やらなければいけないタスクだと思っています。それぞれが役割をしっかりと全うして、何をやらなければいけないかということはその瞬間、瞬間で分かっていたからこそ、前からの強いプレスができたのかなと思います。
今日試合を終えてまた中2日ですぐに次の湘南戦が来るので、そこに向けてのトレーニングもそうですが、まずはリカバリーをして回復するのも大事だと思います。ターゲットとなるのはチームとして勝点を積み重ねることだと思いますし、NACKで試合ができるので、そこのアドバンテージを生かして、しっかりと勝ちたいなと思います。
プロ初出場ということでかなり緊張しましたが、ここまでリーグ戦で2試合ベンチ入りしていたので少し慣れていたのもありますし、(小島)幹敏くんや、後ろの(中山)昂大くん、(茂木)力也くん、(杉本)健勇さんなど、みんながサポートしてくれたので、自分はのびのびプレーできて、ある程度自分の持ち味は出せたかなと思います。
相手がプレスに来ていなかったので、プレッシャーを感じずにプレーできたことが大きいかなと思います。シュートを打つチャンスもありましたが、次はもう少しはっきりクロスを上げることや、やり切るということを意識して、臨めたら良いなと思います。
コンディションの持っていき方などももう一回見直した方がいいかなと思っています。次はとにかく足をつらないこと、90分とおして強度を落とさずに戦いたいです。それがチームが目指すサッカーですし、自分の持ち味は走力でもあるので、そういうところでみんなより走れなかったというのが今日の反省点です。
ゴール前まで攻められていたシーンもありましたが、ボールに対して必ず誰かしらが圧力をかけていけていたと思うので、しっかり対応できていたと思いますし、不安になることはなかったです。
若手もしっかりプレーしてくれたと思いますし、彼らが伸び伸びプレーできるように後ろから支えられればと思います。誰が出てもハードワークできるというところは間違いなくこのチームの良いところです。誰も決してサボらないですし、しっかり最後まで戦えるところがチームの良いところかなと思います。
次の湘南戦は、良い相手とやれるので、またしっかり良い準備をできればと思います。中2日ですが、しっかり回復するところ、準備するところ、やれることに集中したいなと思います。

Facts

Kickoff time

2026年8月26日, 19時00分

Match

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