水戸 vs 大宮 — Match Report

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水戸 vs 大宮

ケーズデンキスタジアム水戸

Japan

24日に期限付き移籍で加入が発表された袴田がスタメンに入った。J1での経験も豊富な背番号25のポジションはセンターバックだ。18日に育成型期限付き移籍での加入が発表された岡庭もベンチ入り。新たにゲームキャプテンになった矢島慎が左腕にキャプテンマークを巻いた。明治安田生命J2第29節は、節目の一戦となった。
声出し応援の運営検証試合として、最高の雰囲気でゲームがスタートした。立ち上がりからピンチとチャンスが続いた。3分には相手に抜け出されたが、新里がうまく対応した。6分にはチャンスが訪れる。左サイドの小野のクロスに合わせた菊地が左足でボレーシュート。ボールは枠を外れたが、細かいパス交換からいい攻撃を見せた。しかし、9分に失点。相手のマークが甘くなった瞬間を突かれた。早くも追いかける展開となった。
その後も積極的に前線にボールを入れていくが、水戸が球際で高い集中力を見せてくる。それでもチャンスはあった。18分には大山のフィードを河田がくさびになり、矢島慎がミドルシュート。しかし、ボールはバーを越えていった。飲水タイムのあとも拮抗した展開が続く。ボールを支配している時間は変わらないが、アタッキングサードに入ってからのあと一歩が足りない。30分を過ぎた頃から防戦が続いた。
水戸の狙いははっきりしていた。何度もディフェンスラインの背後を突いてきた。必然的にセンターバックの運動量が多くなった。サイドバックの茂木、小野も守備に費やす時間が長くなった。45+1分には茂木のロングスローからチャンスを伺ったが、1点ビハインドのまま前半を終えた。
後半も水戸にボールを支配された。球際での競り合いにも苦しんだ。48分には水戸の杉浦に至近距離からシュートを打たれたが、GK志村がファインセーブで防いだ。ベンチの動きも早かった。55分、茂木に代わって岡庭がピッチイン。大山に代わってチームキャプテンに就任したばかりの富山が入った。その富山がいい形でくさびに入り、岡庭も右から好クロスをゴール前に入れた。ゲームの流れが変わった。
78分、泉澤、武田、奥抜の3人を一気に投入する。これで5枚のカードを使い切った。82分には、交代の効果があらわれる。左サイドを泉澤が突破。折り返したボールを奥抜が受けると、反転してシュートを放った。ゴールはならなかったが、後半に入ってもっとも大きなチャンスだった。
残り時間が少なくなっていく。ボールを奪いにいくプレーにも迫力が生まれた。しかし、なかなか前線でボールが収まらない。アディショナルタイムは5分。ボールを動かすが、水戸のブロックを崩せない。袴田が前線に上がってパワープレーを仕掛ける場面もあったがタイムアップ。0−1で敗れた。
厳しい敗戦だ。球際の競り合いで苦しんだ。走り負けする場面もあった。相馬監督は「敗因は戦う部分で負けたこと」と言った。次節は8月6日の横浜FC戦。この1週間で取り戻さなければいけないものは、決して少なくない。
(総評:
岩本 勝暁)
選手・スタッフコメント
監督 相馬 直樹
ひさしぶりに声出し応援ができる環境で、アウェイではありましたがたくさんのサポーターに集まっていただきました。ものすごく熱いエネルギーを送ってもらったのですが、非常に残念な結果で、内容的にもそういうゲームになってしまい、本当に申し訳なく思っています。 前回の水戸との対戦でも、コンタクト、接点の部分、1対1の部分で後手を踏んだなかで敗戦してしまったのですが、今日もスタートから、一番最初のコンタクトのところからそのようなゲームになりました。わかっていたはずですが、相手に勢いを持っていかれてしまった、そしてそのなかで失点してしまい、非常にもったいないゲームにしてしまったと思います。その部分を含めて、応援してくれている方々には申し訳ないと思っています。 戦えない、走れないでは勝つに値しませんし、それは言い続けてきていることですが、できていないのも事実です。次のゲームまで1週間しかありませんが、戦える状態を作って、次のホームゲームではこういったことがないようにしなくてはいけないと思っています。
MF 20 栗本 広輝
自分たちの状況を考えても、こんな試合内容ではダメだと思います。自分たちがやりたいような守備や攻撃ができていないことを、プレーしながら感じていましたし、試合を進めていくなかでうまく改善できなかったことがすべてだと思います。 一つひとつの球際の部分で相手に負けていてはダメだと思いますし、本質的なところで一つひとつ勝っていかないと、こういった試合内容になるのかなと思います。 今週はいろいろな出来事がありましたが、一人ひとりがやることは変わらないですし、この試合に臨むにあたっていろいろな準備をしてきたなかで、単純にそれを表現できなかったことが試合の結果につながったと思います。自分たちが置かれている状況からしても、一人ひとりができることをやるだけだと思うので、表現するということをもっともっとやっていかなくてはいけないと思います。 新加入の選手たちもこの試合のなかで特長を発揮していましたし、これから自分たちのチームにとってプラスになると思います。選手内での競争原理も働くと思うので、よりチームとしてもっともっと力強さを高め合えればと思います。 次はホームゲームになりますが、やはり気持ちを見せることが一番大事だと思っています。今シーズンは、気持ちが見えかけたゲームをしたあとで、また気持ちが見えないゲームになってしまうようなことを、ずっと繰り返しているので、しっかりそれを受け入れた上で、もっと血眼になってプレーしないといけないと思います。
DF 25 袴田 裕太郎
合流してまだ日にちが浅いですが、今日の試合は勝つことだけを考えて臨んだので、負けてしまったことはすごく悔しいです。 両チームのサポーターの声があるなかで試合ができることは、自分自身もひさしぶりで、そのなかでも大宮のサポーターが本当に熱く、声を届けてくれていました。その熱い応援に対して応えられなかったことは、サポーターに対して本当に申し訳なく思っています。 監督がやりたいサッカーをやっていくなかでも、ピッチのなかで自分たちでうまく工夫してやれる部分があったと思いますし、シンプルに配給してチャンスを作ることができなかったので、そこの質はもっともっと高めていかなくてはいけません。前半にクロスから失点してしまった場面も、改善すべきところはあると思うので、そういったところを練習からやっていくしかないと思いますし、来週の試合で勝つために、切り替えて良い準備をしていきたいです。 来週対戦する横浜FCは、自分自身が3年間お世話になったクラブで知っている選手も多くいます。自分にとってはNACKで初めて試合ができるので、勝点3を取れるように、サポーターの期待に応えられるようにしたいですし、大宮はもっともっと上にいなくてはいけないチームだと僕は思っているので、その助けになりたいです。
DF 3 岡庭 愁人
1点リードされているなか、後半の早い段階で出場することになりましたが、とにかくチームに勢いを出そうと、前への推進を意識してプレーしました。そこはできたと思うのでポジティブにとらえたいですが、やはり結果として負けていますし、後半はチャンスを増やせたもののゴールは遠かったので、得点が奪えなかったことにしっかり目を向けて、次節までにしっかり改善していきたいです。 このような声出し応援のなかで、自分の大宮でのデビュー戦を戦えたことをありがたく思いますし、すごく鳥肌が立って、「絶対にこのチームのために、勝利のために戦うぞ」という気持ちをより強くさせてくれました。そのなかで勝利を持ってくることができず悔しいですが、ここから跳ね返していきたいです。 相馬監督からは勢いを持ってプレーするように言われて、そこは意識できたのですが、まだまだチームとしても個人としても怖い存在になっていかないと、これから勝点を積み上げていけないと思います。普段の練習から、自分がこのチームを変えていくという気持ちで取り組んでいきたいです。 次は上位の横浜FCとの試合になりますが、ホームですし勝点3を取りたいです。いまは勝利が遠くなっていますが、選手一丸となって、辛くても前を向いて走って戦って、ファン・サポーターの皆さん、大宮に関わるすべての皆さんに勝利を届けられるようにやっていきたいです。

Facts

主審

上田 益也

副審

竹田 和雄, 細尾 基

第4の審判員

向井 修也

Stadium

ケーズデンキスタジアム水戸

入場者数

3,396

湿度

64%

ピッチ状態

全面良芝

気温

26.3°C

天候

晴、無風

Kickoff time

2022年7月30日, 18時00分

Match

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