福島 vs 大宮 — Match Report

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福島 vs 大宮

明治安田J2・J3百年構想リーグ

第14節

明治安田J2・J3百年構想リーグEAST-Bグループ第14節は、福島とのアウェイゲーム。ホームで対戦した第2節では6-0と大勝したが、本拠地で雪辱を狙う相手には注意が必要だ。ゴールデンウィークの連戦。前節から先発全員が入れ替わった。
U18所属の高校生でプロ契約を結んだDF木寺は、初先発でのプロデビュー戦。GK笠原は6試合ぶりの先発。若林は、今季初のメンバー入り。各選手がどのようなプレーで貢献するか楽しみな一戦となる。
強い風が吹く会場で、前半は風下に立った。攻撃時は、カウアン・ディニースを中心にパスをつないで前進。5分、木寺の思い切りの良いサイドアタックからバックパスを受けたカプリーニが最初のシュートを放った。14分には、縦パスを受けた日髙が、泉とのパス交換からシュートに持ち込んだ。
守備では積極的にプレスをかけ、中盤でボールを奪ったが、風に乗って伸びるロングパスで速攻を仕掛けられると、時折ピンチが生まれた。20分からは、相手が後ろからショートパスをつないで来るのに対して、ハイプレスで対応。高い位置でボールを奪って山本がミドルシュートを放つなど迎え撃った。
後方からの攻撃では、木寺が積極的な持ち出しと両足からの縦パスでアクセルを踏む場面が多かったが、バイタルエリアやゴール前で決定機を作ることはできなかった。先発を告げられたときはドキドキしたという木寺だが「自分の強みを出して積極的にやっていけと言われたので、チャレンジした。もっと結果にこだわってやっていきたい」と手ごたえを得て、さらに意欲を強めていた。
終盤にカウアンのフィードで山本が抜け出した場面もラストパスが合わず、前半は、無得点。泉は「距離感がちょっと遠かった。ビルドアップがうまくいったわけではないけど、ボールが前まで抜けてきたというような、意図した形ではない場面もあったので。もっと人の動き、パスムーブが必要かなと思う」と課題を感じ取っていた。
後半は、風上に立った。立ち上がりは、相手の勢いに押し込まれたが、50分ごろから押し返した。後方からの組み立てでは、カウアンや和田がパスを引き出して前進。中盤では、泉や山本がドリブルで打開を図った。55分、左で得たFKから村上がヘディングシュートを放ったが、GKの正面。67分、風に乗った茂木のロングスローのこぼれ球をPA内で狙い続けたが、押し込めず。
宮沢監督は、73分に木寺に代えて関口を投入。よりパワフルな攻撃を目指した。すると、直後の75分、相手のGKへのバックパスを予測した日髙が「普段からやっているプレー。相手の視線が上がっていなかったので、来るかなと思った」と鋭い飛び出しでインターセプト。中央でパスを受けた山本のシュートはブロックされたが、泉がゴールへ押し込み、ようやく先制ゴールを決めた。
アディショナルタイムまでリードを保ったものの、終了間際にパワープレーからこぼれ球を押し込まれて、同点。PK戦突入かと思われたが、残り時間で猛攻撃を仕掛けると、「まだ時間がちょっと残っていた。(終盤に投入された中山)昂大が前を向いてフリーだったので、もらったら行けるかなと思って呼び込んで、思い切り打ったら結果的に入った。シュートしか考えていなかった」と話した関口がカットインから左足のシュートをズドンとたたき込み、あっという間に再び勝ち越し。最後は、相手のCKをしのいでタイムアップ。ドタバタした終わり方にはなったが、5試合ぶりの勝利を飾った。
次節は、ホームに戻って、2位のいわきと対戦する。宮沢監督は「絶対に倒さなければいけない相手だと思っている。全員攻撃、全員守備で、サポーターに勝点3を届けられるように、一丸となってやっていきたい」と意気込みを語った。アウェイでの対戦では、PK戦で敗れている。ホームでは勝利を飾りたい。
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文:平野 貴也
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選手・スタッフコメント
監督 宮沢 悠生
失点ゼロで、クリーンシートで終えたい試合でしたが、選手たちが最後まで諦めずに戦ってくれて勝点3を取れたことは非常にうれしく思います。ただ、自分たちがこれからやっていく中で、クリーンシートで終えて1-0で勝ち切るというところを目指して、選手たちと意思を共有して、これから前に進んでいきたいと思っています。 ここまで、うまくいった試合で勝点が取れなかったり、なかなかうまくいかずに勝点が取れなかったりと、いろいろな試合がありましたが、やはり勝ち切ることはこれだけ大変なんだなと、あらためて思っています。ここで選手たちがもう一回自信を取り戻して、自分たちがやることを明確にして、残りの連戦でも続けていけるように、選手たちと共有してやっていきたいと思います。 試合前から、守備のところで我慢強くということは想定していて、全員と共有していました。それは相手のストロングだと思いますし、独特ですばらしいテンポ感のあるサッカーをされている中で、我慢強く戦って一点を取れたことは良かったと思います。ただ、攻撃でもう少し自分たちの時間を作れるように、そこは今、勝点が取れてない中で自信や頭に少し影響しているのかもしれないですが、こういう試合を通して選手たちがたくましくなって、チームが一個上のレベルに上がっていけるようにサポートするということが自分の役目だと思っています。 (次節対戦するいわきは)自分たちが絶対に倒さなければいけない相手だと思っていますし、この5連戦でターンオーバーをしたのは負荷の問題ではなく、本当に全員で百年構想リーグを戦っていくんだということをメッセージとして伝えたかったからです。いわき戦は、全員守備、全員攻撃で、自分たちがホームで勝点3をファン・サポーターの方々に届けられるように、一丸となってやっていきたいと思っています。
DF 37 関口 凱心
自分が入ってから失点してしまったのですが、まだ少し時間は残っていましたし、中山(昂大)が前を向いて自分はフリーだったので、持ったら行けるかなと思って呼び込みました。右足で持って相手がどう出てくるかなと考えたのですが、そこまで冷静に見えていたので、風もありましたし、残り時間で一発残そうと思って打ちました。真ん中で受けたので、シュートしか考えていませんでした。 90分で勝ちを持って来れたということは非常にうれしく思いますが、あの時間帯にチームとして締めにかかっている状態で失点をしてしまったことに対しては、全員が危機感を持たなければいけないと思いますし、ここ数試合も失点が続いているので、一つひとつの球際や終わらせ方など、もっと一人ひとりが危機感を持たなければいけないと感じました。 今日は(木寺)優直がプロデビューしたことで、すごく刺激になりました。優直は前半から本当に良い動きをしていましたし、ガンガン縦に行ったり、プレースタイルが似ていて、プレスのタイミングなどは上手だなと思いました。彼からも吸収できるものはたくさんあるので、同じポジションとして切磋琢磨できればいいなと思います。
MF 14 泉 柊椰
試合には勝ちましたが、得点シーンもそこまで崩したとかではないですし、正直あまり良くなかったと思います。やろうとしてることはまだまだ途中ではありますが、良くない中でも、今週確認をしたベースのところで戦うということがチーム全体でできていたので、あまり押し込まれる展開もなかったですし、ボールをすぐに奪い返すことができたと思います。 得点シーンは、連動した形で守備ができましたし、そのままゲーゲンプレスで奪い返しての得点するというのは自分たちの武器だと思うので、まだもう少しクオリティは上げたいですが、狙いどおりというか、チームの武器は出せたかなと思います。シュートに関しては、左足で浮かさないようにだけ意識して蹴りました。 プレスバックは(長澤)徹さんからの積み上げもありますし、宮さん(宮沢監督)になってからの積み上げもあって、自分が成長している部分ではあると思いますが、より上に行くことを考えれば、守備はベースとして当たり前にやりながら、攻撃でよりインパクトを残さなければいけないですし、チームが良くなるためには自分のところが大事だと思っているので、それぐらい責任感を持ってやりたいと思います。
DF 44 木寺 優直
自分の強みは出せたかなと思いますが、やはり結果を残すことや(関口)凱心くんみたいに最後にゴールを決めるとか、そういったところでもっともっと結果にこだわってやっていきたいと思いました。 ドリブルで運ぶところや前へのプレスで出て行くところは自分の特徴ですし、宮さん(宮沢悠生監督)とかいろいろな人に「自分の強みをどんどん出してアグレッシブにやって来い」と言ってもらったので、どんどんチャレンジしました。 スタメンで出ることが決まったときはすごく緊張しましたが、ガブリエウさんたちが中心になって自分を支えてくれたので本当にやりやすかったですし、のびのびプレーできたと思います。ただ、ミスもあって悔しかったですし、もっと細かい部分を突き詰めて結果にこだわりたいです。 これからは、この強度で90分間走り続けることが絶対に求められてくると思うので、もっとそういうところを出して伸ばしていきたいですし、強みをもっと突出させてチームに欠かせない存在になって、海外などでプレーできるように頑張っていきたいです。

Facts

主審

松澤 慶和

副審

柳岡 拓磨, 塚田 健太

第4の審判員

眞尾 龍

入場者数

3,783

湿度

52%

ピッチ状態

全面良芝

気温

21.6°C

天候

Kickoff time

2026年5月3日, 14時00分

Match

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