明治安田J2リーグ 第36節
2025.11.9 [SUN] 14:00 Ksスタ

水戸

0 - 2
0 前半 0
0 後半 2

大宮

  • 77' 杉本 健勇
  • 87' 杉本 健勇
試合経過
監督コメント
シーズンの途中から監督に就任して、「できるだけ変えずにやりたい」というのはまず思っていることです。少しフォーメーションを変えたり選手の役割を確認したりはしましたが、ずっと言い続けていますが、本当にいいチームに来たと思いますし、変えなくていいところはまったく変えるつもりはありません。選手の意識を変えたいところはあったので、そこは試合を観ていただければ変わってきているのではないかと思います。

次節は、最高のタイミングで水戸と対戦をさせてもらえると感じています。もちろん相手がどうやってくるか、どこがストロングでどこがウィークという確認はしますが、自分たちがやることは基本的には今までの試合とほとんど変わらないと思っています。選手の入れ替わりがあればその特長を生かすために少し変わる部分はあるかもしれないですが、それ以外については相手がどうとかではなく、毎試合チャレンジャーの気持ちでやっていますし、自分たちが狩に行くという姿勢は変えずにやりたいと思っています。

水戸はチームとしてすごくまとまっていて、本当に基礎のところからやっている印象があります。長い歴史もあって相手にもいろいろな想いがあると思いますが、自分たちにも想いがありますしメンタルのところは絶対に負けないようにしたいです。やりたいサッカーは変わらないのでそれを水戸にぶつけて、できなかったら次、できても次とやっていくだけで、いつも変わることはないですし、同じように水戸にチャレンジしたいと思っています。
選手コメント
次節はとても大事な試合ですが、特に緊張することはないですし、いつもどおりやるだけだと思います。今週のトレーニングも普段と変わらないですし、いつもと同じように練習からハードに、切り替えや球際だったりを強くやって、土台になる部分をしっかりやっていければと思います。

個人としては、いつもそうですが前節に続いてゴールを決めたいですし、シュートチャンスは少ないと思うのですが、そのぶん1球に集中していかなければダメだと思います。

水戸は球際も強いと思うので、自分たちはそこで絶対に負けないようにしなければいけないですし、強度で勝らなければ試合には勝てないと思います。

水戸は古巣なので、森監督も西村GMも知っていますが、今年はシーズン途中で主力選手が移籍したりケガがあったりしてもずっと上位にいるというのは本当にすごいと思います。古巣戦ですし、試合を楽しみたいと思います。
前節の秋田戦は、チームが5点を取った中で後ろは絶対にゼロで抑えるという気持ちがすごくありましたし、それが達成できたことは良かったです。試合の入りは少し押し込まれましたが、チーム全体でネガティブな雰囲気になることなくしっかり押し返して、前半のうちにリードすることができました。あまり自分の出番はなかったのですが、DF陣を中心にみんながシュートブロックしてくれたり、しっかり守ってくれたことがクリーンシートにつながった思います。立ち上がりの守備や相手のロングボールで押し込まれる部分があったので、そこのチャレンジ&カバーのところはより徹底してトレーニングから声をかけてやっていければと思います。

試合に出ればプレッシャーというか、やはり緊張はしますし不安もありますが、自分の強さを出すことを考えて、ネガティブに考えずにポジティブにやっていけたらと思います。試合に出れない期間はもちろん悔しさもありましたが、まずはチームのためにというところと、いつ出番が来てもいいように、逆に自分がポジションを奪いにいくというイメージでずっとやり続けていました。

水戸は、縦に速いサッカーという印象があります。もちろん相手がどう攻めてくるとか、そういった分析もありますが、大事なのは自分たちがどうやるかというところで、個人としては自分のストロングポイントであるクロスボールへの対応であったり攻撃参加の部分を、また1週間かけてしっかり準備してトライしていければと思います。

今節も多くの大宮のファン・サポーターの皆さんが来てくれると思うので、一緒に戦ってほしいです。
メンバー

スターティングメンバー

GK 34 西川 幸之介
DF 6 飯田 貴敬
DF 97 鷹啄 トラビス
DF 36 板倉 健太
DF 2 大森 渚生
MF 24 山﨑 希一
83'
MF 3 大崎 航詩
MF 99 加藤 千尋
63'
MF 8 齋藤 俊輔
83'
FW 13 粟飯原 尚平
63'
FW 25 多田 圭佑
73'

控えメンバー

GK 51 春名 竜聖
DF 4 牛澤 健
DF 71 フォファナ マリック
MF 16 塚川 孝輝
83'
MF 19 村田 航一
73'
MF 39 山本 隼大
63'
MF 47 仙波 大志
FW 9 安藤 瑞季
83'
FW 20 梅田 魁人
63'

監督

森 直樹

スターティングメンバー

GK 21 加藤 有輝
DF 37 関口 凱心
83'
DF 34 村上 陽介
DF 4 市原 吏音
DF 13 イヨハ 理 ヘンリー
MF 7 小島 幹敏
MF 30 アルトゥール シルバ
78'
MF 18 津久井 匠海
MF 10 豊川 雄太
63'
FW 29 カプリーニ
83'
FW 90 オリオラ サンデー
63'

控えメンバー

GK 45 坪井 湧也
DF 44 福井 啓太
DF 46 貫 真郷
83'
MF 14 泉 柊椰
MF 33 和田 拓也
78'
MF 41 谷内田 哲平
63'
FW 9 ファビアン ゴンザレス
FW 23 杉本 健勇
63'
FW 42 藤井 一志
83'

監督

宮沢 悠生
試合詳細
8 シュート 7
11 GK 7
3 CK 6
10 直接FK 13
0 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

川俣 秀

副審

馬場 規

副審

緒方 孝浩

第4の審判員

松澤 慶和

入場者数

9,565人

天候

雨、無風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

19.7℃/90%

HIGHLIGHT

杉本が2ゴールを奪い、アウェイで首位の水戸に快勝
明治安田J2第36節は、アウェイで水戸に挑む大一番だ。

首位を走る水戸との勝点差は「7」。2位の長崎は前日に愛媛を撃破した。4位の大宮は、アウェイとはいえしっかり勝点を積み上げて、水戸、長崎、千葉の上位3チームを追いかけたい。

決戦を前に「メンタルで負けず、やりたいサッカーを水戸にぶつけたい」と口にしていた宮沢監督は、前節から先発2名を変更。右SBを茂木に代えて関口とし、警告の累積で出場停止の下口に代えてイヨハ理ヘンリーを左SBで起用。U-22日本代表に選ばれた市原は腕章を巻いて最終ラインに立った。

降り続いていた雨が弱まり、明るさが増した14時過ぎ、大宮のキックオフで始まった試合は序盤から一進一退の展開となる。シンプルにボールを入れてくる水戸の攻撃を跳ね返した大宮は、セカンドボールを拾ったカプリーニが攻め込むが、シュートまでは持ち込めない。

両チームとも反応と出足が鋭く、攻守が激しく入れ替わる。14分、右サイドでカプリーニからのヒールパスを受けた関口のクロスにオリオラ・サンデーが頭で合わせたが、ボールはゴールの左に飛んだ。20分、こぼれ球を拾ったアルトゥール・シルバのパスを受けたカプリーニが思い切ってロングシュートを放つも、これはゴールを越えていった。

20分過ぎ、徐々にボールを持てるようになった大宮は、一度失ってもすばやく奪い返してゴールに迫る。相手のFKから粟飯原にヘディングを許したが、これはクロスバーを越えて難を逃れた。その後、観客のアクシデントによる一時中断を挟んで再開された試合は、いきなり攻め込まれるピンチとなったが、加藤がシュート性のグランダークロスをガッチリつかんでゴールは割らせなかった。

水戸が繰り出すカウンターは村上と市原が最後にゴール前で締め、ロングスローはイヨハが跳ね返す。古巣との対戦となった津久井は得意のドリブルで局面打開を図り、身体を張った守備でもチームに貢献。スタンドからのブーイングに対しても「言われないよりは、言われた方が」と意に介さず、躍動感のあるプレーでチームの力となった。

前半終了間際、津久井とカプリーニの果敢な仕掛けからつかんだゴール前の混戦は押し込むことができず、両チーム得点のないままハーフタイムを迎えることになった。

水戸まで駆けつけたサポーターの熱い声援を背に戦う後半も、ともに攻め合う手に汗握る展開となった。開始早々、カプリーニがゴールに向かい突破した直後、水戸のカウンターに村上が渾身のブロックを見せ雄叫びをあげる。市原もクロスボールを必死クリアでCKに逃げ、均衡を保った。

どちらも中盤での寄せの激しさ、プレスバックの速さと強度が落ちず、攻守が目まぐるしく入れ替わる。決定機は作れないが決定機を作らせない。そんな展開のまま時計の針が進む。61分、FKからのピンチは加藤がすばらしい反応で弾き、続いたシュートとCKでもゴールを守り抜いた。

最初の選手交代は63分。サンデー、豊川に代わり杉本、谷内田がピッチに入る。チャントが鳴り響き、ゴールへの期待が高まる。早速、谷内田のお膳立てからカプリーニがフィニッシュに持ち込んだが、このシュートはわずかに左に外れた。

77分、待ち望んだ先制点が生まれる。連続したカプリーニのCKから。小島とのショートCKは相手のクリアに阻まれたが、2本目に応えたのが杉本だ。美しい軌道のインスイングのボールを完璧に頭でとらえ、歓喜のゴールにつなげてみせた。

終盤、シルバと和田の交代に続き、関口とカプリーニに代えて貫と藤井を起用する。攻守のバランスを崩さず試合を終わらせにいく。すると87分、再びCKから歓喜が訪れる。今度は谷内田のアウトスイングのボールを杉本の右足がとらえ、貴重な追加点。大宮サポーターの熱気が最高潮に高まった。

リードは2点。だが、大宮は攻撃の手を緩めない。攻め込んでCKを奪い、しっかりボールを保持して渡さない。中盤の底で小島がフィルターをかけ、前へ出てきた相手は最終ラインが食い止める。最後まで攻守のテンションを落とすことなく、全員が闘志を前面に出し、首位の水戸を相手にアウェイで価値ある勝点3を手に入れた。

試合後、宮沢監督は「すばらしい水戸相手に勝点3を取れたことで少し景色が変わったと思いますが、やることは変えず、次の徳島戦もホームで自分たちがやるべきことをやる。それ以外は考えていません」と力強く語った。

2得点の杉本も「いい流れできてますし、チームとして毎試合一歩一歩、ダメなところもありますけど成長していると思うので、まずはホームの徳島戦に向けて良い準備をしたいと思います」と前を向いた。

この日の勝利で順位を3位に上げた大宮は次節、今季ホーム最終戦で徳島を迎え撃つ。

(総評:粕川 哲男)

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監督コメント
選手たちが100%のプレーを出し切ってくれて、スタートの11人だけでなく途中から出てきた選手も含め、全員が最高のプレーを見せてくれたと思います。

最初の交代で投入した杉本と谷内田が、ゴールとアシストという形で結果を残してくれました。彼らはスタートから出てもおかしくないパフォーマンスをずっと出しながら、今の自分たちの役割を理解してずっとベンチで待ってくれていて、彼らの想いも伝わってきましたし迷うことなく決断しました。

最後のカードで藤井と貫を投入しましたが、試合に出れなくて悔しい選手たちがたくさんいる中で決断をしなければいけないという、すごく難しい状況、いい状況がチームの中で起きています。今日のメンバー外選手たちの練習もすごく良かったと聞いていますし、彼らはトレーニングもすごくやっていて武器も持っていて、チームにその武器が必要だと思ったので投入しました。

前半にアクシデントで中断がありましたが、サッカーよりも絶対に大事なものがあると思うので、レフェリーや運営側には「僕はなんでも受け入れます」と話をさせてもらいました。その時間で戦術的なアプローチを考えていたものの、すぐに再開になってあまり対応はできなかったのですが、僕はサッカーよりも大事なものがあるので、まずはその人のご無事を祈ります。

ハーフタイムに話したことは、一瞬のスキを見逃さないこと、そして一瞬のスキを相手に見せないことと、自分たちが今まで積み上げてきたものをここから45分、最後に全部置いていこうという話をしました。

今日の試合に向けて特別に何かをモチベートしたことは僕はなくて、この試合にモチベーションがない選手はたぶんいないと思います。選手たちがモチベーションを上げすぎないようにとか、出れなくて悔しい思いをしている選手たちのサポートだったりは気にかけていますが、この試合のモチベーションを上げさせようということはまったくしていないです。私が就任したときはプレーオフ圏外からスタートしたのですが、一番最初に就任したときから言い続けていることは、一戦一戦が、すべてがファイナルだと思っていて、一つひとつの試合が大事だと思っていて、その試合に対してどうアプローチするか、一戦一戦が大事だというアプローチは、つねに気にしながらやっています。
選手コメント
勝たなければいけない試合だったので、すばらしい雰囲気の中で勝てて良かったです。内容的にはどちらに転んでもおかしくないゲームだったので、点を取れて良かったです。

ただ今日の勝利もただの1試合の勝利ですし、この価値はあと2試合終わってからどうなるかという感じなので、まだ何も決まっていないですし、まだまだこれからだと思います。今日勝ったのは良かったですけど、大事なのは次ですし、1試合1試合やっていこうと思います。

今日もサポーターがこんなに来てくれて、雨も降っている中でゴール裏だけではなくメイン側もすごく声を出してくれていて、本当に痺れました。本当に届いていましたし、それが自分のゴールにつながったと思います。

次の徳島戦はチケットが完売したということで本当に感謝していますし、満員のお客さんの中でサッカーができる喜びを感じながらやりたいと思います。ホームの僕らの家に帰って試合ができるので、いつも以上に声援で後押しをお願いしたいですし、ホーム最終戦なので今年一番の声援を送ってほしいと思います。

準備はつねにしてきたつもりでしたし、最後10分くらいだったのでハッキリしたプレーというのは心がかけてゲームに入りました。大宮復帰後初出場でうれしいですし、試合に勝ててホッとしています。

ファーストタッチを蹴らしてくれたので、すごく入りやすかったですし、良かったです。そのあとはボールに触るシーンはほぼなかったのですが、入ってすぐ点も入りましたし、最低限はできたのではないかなと思います。

この状況での出場は正直少しびっくりはしたのですが、監督が信じてくれたので、そこはしっかり応えられて良かったのかなと思います。練習からアピールし続けられたから今があると思っていますし、監督がそういったところを見てくれているというのは分かっていたので、信じて今日使ってくれて感謝しています。途中出場で満足しないで、スタメンを取る気持ちでまた残りもやっていきたいと思います。

次は1週空くのですが、残り2試合しっかり連勝できるようにまた良い準備をしていきます。

先制点のセットプレーの前が少しなあなあになっていた時間帯だったので、セットプレーが始まる前に集まろうと声をかけました。それで一つの集団になって襲いかかれたことが(杉本)健勇くんのゴールにつながったと思いますし、やはりああいうところを決めてくれるのが健勇くんが今まで培ってきたものだと思うので、本当に感謝したいです。

ハードワークしないと勝てないですし、そこは自分が得意としているところなので、絶対に勝つという気持ちでやっていました。ゴール、アシストが僕らの価値になると思いますし、そこで違いを作れる選手が上に行くと思っているので、もっともっとそこで違いが出せるような選手になっていきたいです。

自分が試合に出るということは1対1を仕掛けるところを求められていると思いますし、自分という選手像をピッチで表現するのは90分間しかないので、そこだけを意識しながら自分のプレーをして、それがチームの勝利につながればいいなと思ってプレーしていました。

今こういう痺れる展開が続いていますけど、何がなんでも昇格して、自分とみんなの価値を高められれば良いかなと思います。一つひとつの練習により集中していくだけですし、それしか僕たちがうまくなる方法はないと思っているので、チーム全体でさらにレベルを上げて2週間後の徳島にぶつかっていくだけです。

積み上げてきたものが僕たちにはありますし、昇格したいです。僕たちは勝つしかないので、昇格に向けてあと2試合も全身全霊で相手を狩っていきたいです。
フォトギャラリー

(写真:早草 紀子)

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