SOMPO WEリーグ 第14節
2025.3.15 [SAT] 14:00 NACK

大宮V

0 - 3
0 前半 1
0 後半 2

浦和

  • 33' 高橋 はな
  • 77' 島田 芽依
  • 88' 藤﨑 智子
試合経過
監督コメント
N相模原戦はなかなか自分たちのボールにできなかったところがあったので、AC長野戦では自分たちのボールにするためにどういった形で持ってくるのかという部分を試合前に選手たちに共有して挑んだ中で、ゲームとしては自分たちがボールを保持している時間が長かったと思います。ただ、その中で追加点が取れなかったことというのは目を向けていかなければいけないと思いますし、アウェーにもかかわらずあれだけ多くの方が来てくださった中で、勝たなければいけなかったという点ですごく申し訳なかったと思います。

ボールをもっと動かせるよというところと、無理に前に突っ込んで行くというよりかはしっかり相手を見てどこのスペースが空いているのか、よく見ればボールも動かせるよというところは伝えました。また、自信を持ってしっかりとボールを動かしていこうというところは、ハーフタイムに選手と共有しました。

ハードワークの部分で言えば、彼女たちはすばらしかったと思う反面、ハードワークすることはどんなスタイルであれ、サッカー選手である以上はやっぱりマストでやらなければいけないところだと思います。ただ箕輪にしても、ボールを下げずに自分でグッと前に運んで行って、より高い位置でマイボールのスローインにしたり、井上もそうですがそういったシーンが見れるようになってきたことは彼女たちの力強さが出ていた部分なのかなと思います。

浦和に対して、個人の能力はお世辞でも勝っているとは言えないですし、そこをいかにチームとして戦っていくのかというところだと思います。ただ前期にあの負け方をした中で、自分たちとしてはやっぱりダービーである以上それに恥じない戦い方はしなければいけないですし、新加入選手の中でも特に浦和から期限付きで加入した西尾だったり、みんなそれぞれ気持ちは入っていると思うので、そういったものを試合で冷静に表現しなければいけないと思います。

N相模原戦も含めて、選手たちを応援していただける声は本当に私たちにとって大きな力になりますし、プロである以上そういった方に応援する価値があると思ってもらわなければいけないと思うので、感謝の心を持ちながら自分たちができることを一生懸命やることが大事だと思います。3月11日も過ぎたりだとかいろいろな自然災害があり、被災された方が多くいらっしゃる中で、自分たちができることをやること、さらにさいたまダービーは注目されるものだと思いますし、そういったところで弱気にならずに勇気を与えられるような戦い方ができればと思います。
選手コメント
AC長野戦はN相模原戦よりも、自分たちがやろうとしていたことを少し出せたと思います。ただ結果的には1点しか取れていないですし、自分もシュートチャンスは何回かあったので、そういった場面でしっかりと決め切れる選手にならなければいけないと思います。また、試合終盤で足がつってしまって、おそらく交代するゲームプランではなかったのに、そこでゲームプランを壊してしまったという部分で言えば責任を感じています。

前期は勝ちがなかったうえで、ウィンターブレイクに自分たち新加入選手が入り、練習試合から結果にこだわる部分はやってきて、しっかりと得点も取れてきていますし、前への推進力が加わっている部分で言えばポジティブだと思います。

加入前のチームの印象としては全員で攻撃して全員で守る意識が強いチームだなと思っていて、そこの部分は加入後もより感じていますが、特に攻撃の部分で言えば、中盤を飛ばしてDFラインから背後に1発ロングボールだったり、少し単調な部分も感じました。N相模原戦では自分もタテに蹴り過ぎてしまったところもあったので、そこは反省してAC長野戦では少し改善できましたが、前にタレントやスピードのある選手がいるからこそ、ボランチがもう少し精度の良いボールを前に、前向きで、もう少し近い距離で供給できればさらに面白い形で点が取れると思います。

浦和の選手は、控えの選手も含めて誰が出てきても怖いという印象があります。また、一人ひとりのポテンシャルがすごく高いので、そこに対して全員で意思を統一して、いい守備からいい攻撃につなげるというところをやっていければと思います。

リーグ戦が再開してから1勝1分で結果で言えばまだ負けてはいませんが、前回も最後に勝点を取りこぼしていますし、最後のところで勝ち切れないところが前節は顕著に出てしまったのかなと思っているので、そこを突き詰めてやっていくことが大事だと思います。浦和には前期0-4で負けているので、自分たち新加入が入ったからこそ浦和にはもっと良い勝負をしたいと思っていますし、ホームでさいたまダービーができるということなので、たくさんの方に足を運んでいただいて、たくさんの力をいただければうれしいです。応援よろしくお願いします。
前節はリーグ戦初スタメンでしたが、とにかく緊張はなくて試合前からすごくワクワクしましたし、とにかくやってやろうという強い気持ちで試合に臨みました。チームとしても割と守備はハマりましたが、個人的にFWとしてシュートが少なかったですし、ゴールに迫るという部分が課題としてより明確になったと思います。

もともとポストプレーだったり、収めることが得意ではありませんでしたが、加入してから練習の中で成功体験を積むことができていて、それが試合でも通用したことが自信になっています。自分のコンディション的にも悪くはありませんが、もっと上げていかなければこのチームの力になることを考えたときに足りないと思いますし、今よりももう1段階、2段階上げていかなければいけません。個人の成長がチームの結果にもつながってくるので、日ごろのトレーニングの中から突き詰めていきたいです。

浦和は一人ひとりの能力が高くて、個々で状況を打開できる選手が揃っているので、目の前の相手に負けないことは絶対ですし、私たちはチームとして食らいつくことが大事だと思います。浦和を相手に引分けで良かったとかではなくて、ホームなので自分たちがゲームをモノにして絶対に勝つんだという気持ちを、試合前から雰囲気の中で醸し出して、相手に圧をかけられるようにしていきたいです。また、個人的にはマッチアップが浦和時代の同期なのですごく楽しみですし、浦和のサポーターやスタッフ、チームメートに少しでも成長した姿を見せたいと思います。

自分自身まだゴールが取れていないのでここで決めることができれば強い印象に残りますし、ここで自分自身も決めたいという気持ちがすごく強いので、とにかく楽しみで仕方ありません。ただ、もっとFWとしてゴールにどん欲にならなければいけないですが、一番はチームが勝つことを皆さん望んでいると思うので、チームのために自分のできることを最大限出していきます。熱い応援をよろしくお願いします。
メンバー

スターティングメンバー

85'
73'
73'
85'
59'

控えメンバー

73'
59'
85'
73'
85'

監督

柳井 里奈

スターティングメンバー

GK 1 池田 咲紀子
DF 2 遠藤 優
90+2'
DF 3 石川 璃音
DF 13 長嶋 玲奈
DF 6 栗島 朱里
82'
MF 18 柴田 華絵
82'
MF 14 角田 楓佳
MF 5 伊藤 美紀
MF 19 塩越 柚歩
65'
MF 20 高塚 映奈
46*'
FW 7 高橋 はな

控えメンバー

GK 12 福田 史織
DF 4 後藤 若葉
DF 22 岡村 來佳
90+2'
MF 28 櫻井 まどか
82'
MF 34 平川 陽菜
82'
FW 15 島田 芽依
65'
FW 36 藤﨑 智子
46*'

監督

楠瀬 直木
試合詳細
1 シュート 16
18 GK 5
0 CK 2
4 直接FK 4
3 間接FK 1
0 PK 1
試合データ

主審

小泉 朝香

副審

草処 和江

副審

田中 真輝

第4の審判員

新妻 久美

入場者数

3,909人

天候

曇時々雨、中風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

10.6℃/20%
監督コメント
まず初めに、浦和のサポーターの方も含め4000人近い方が会場に来てくださって、あのような雰囲気を作ってくださったということに心から感謝します。なかなかこういった経験をWEリーグではできない中で、思い切ってやることはすばらしいことだと思いますし、私たちの順位を考えれば、引いてなんとかワンチャンスというところだと思いますが、やはり(さいたま)ダービーということで私たちも引かずに戦いに行くというところは伝えました。結果としてシュート数もなかなか伸びなかったですし、難しいゲームになりましたけど、あのライン設定を含めしっかり勇気を持って戦えていたところは選手はすばらしかったと思います。また失点の仕方は三つとも少しもったいないと言えばもったいないかなというところがありました。ただ、それをしっかり仕留められる、そのチャンスをモノにしてくる浦和にやっぱり私たちはまだまだ及ばなかったのかなと思います。

ただ、前期に比べれば私たちがボールを握る瞬間もありましたし、そういったものを今後も怖がらずに積み上げていく中で、やはり個々の判断や駆け引きというところは、今後磨いていかなければいけないなと思います。選手交代の部分についても、変わった選手が悪いとかではありませんが、タイミングなど私自身も多くのものを学ばなければいけないと思います。

一つのボールの攻防において浦和の方が高かったと思いますし、収めるところをきっちり収める、もしくはセカンドボールをマイボールに仕切る力というのは、まだまだ私たちは足りないと思いますし、単純にボールにバチンと行くというよりか、自分たちが積極的にアクションを起こしながら奪うというところは、今後チームとしても磨いていかなければいけないと思います。

浦和の個々の能力と私たちを比べると、何でもかんでもマンツーマンで出て行ってしまうと剥がされてしまうというところは、選手の中でも理解していたところはもちろんあると思いますが、前半はうまく相手のボランチが脇に降りるところの部分で後手を踏んでしまったところはあるのかなと。引っ張り出されるところを浦和としては待っていたと思うので、そういった駆け引きのところで、逆を言えば私たちがどこに駆け引きを持ってくるか、先手を取るのかというところは今後やらなければいけないかなと思います。

本当に成績が出てないですし、今日の結果を見れば、まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思います。もちろんそれは私自身もそうですし、選手たちもそうだと思います。ただ、大宮Vに加入するまでなかなか出場機会がなかった選手たち、箕輪や大卒で昨季入った平井とかそういった選手たちが少しずつ力強さが出てきていると思いますし、本来の彼女たちの良さ、前に推進力を持って自分でボールを運ぶ力というものが試合の中で出せていたと思います。結果としては負けてはいますが、個々にこのシーン良かったよねというフィードバックはしていかなければいけないと思いますし、それを今後彼女たちが突き詰めていく、それが今季のあいだに花が咲くかどうかというのは、選手それぞれ伸びるタイミングが違ったりするのですごく難しいですけど、期限付きやルーキーであったりする選手たちにおいて試合に出ることの重要性というものは、監督としてすごく感じています。出たことによって起こるエラーや成功体験は重要で、指導者である私自身としても大事ですし、難しい言い方ですけど、WEリーグとしても大事になってくるのかなと思います。例えばですが、ウチで出れないからいい選手じゃない、というわけではないよと。そういったものを選手たちのメンタリティとして、一選手としてすばらしいものを持っているということを言い続けたいと思います。ただ、だからと言って全員が出れるわけではない、プロの世界だからと。だからこそ、ネガティブな意味ではなくて自分が輝けるチームというものをしっかり選手も判断する、私たちクラブの指導者も判断していろいろなつながりを持って、日本女子サッカーのために選手を育てていくことは大事かなと思います。

あまり長く経験がないので何とも言えないですが、それこそ育成を長く携わってきたので、なんだか思い切ってやってみたらそれがゴールになったとか、なんだか思い切ってやってみたらボールが取れたとか、その小さな成功体験を積み重ねていくことが大切かなと思います。ただ、サッカーにおいてそういった場面は少ないと思うからこそ、日々チャレンジすることは推奨したいと思いますし、1日1個いいところを見つけられないと選手としては苦しいのではないかなという。すごく難しいプロの世界でこの表現が合っているのかどうかは分からないですけれど、プロだからこそ自分のいいところにはやっぱり自信を持たなければいけないと思います。その中で苦手なことには1日5分ぐらい頑張らなければというところはあるのかなと思いますし、まだまだ私たちのチームでは成功体験をつかんだ選手が少ないので、浦和みたいにどんとしたところは足りないのが今日のスコアだと思います。でもそういったものは一朝一夕では続かないですし、浦和からすればすごく長い時間彼女たちが修羅場をくぐり抜けてきたのだと思います。その数の差なのかなと。
選手コメント
前半は自分たちのやりたいことであったり、練習してきた守備の形だったり、いい守備からいい攻撃ということを軸にしてそこから何回かチャンスはありましたが、やはり相手がうまかったですし、自分自身中盤のボールの奪い合いも今日はほとんど勝てていなかったので、チームに申し訳なかったと思います。

前半が終わって0-1で負けていたので、後半は前に行く意識をもう1段階上げていこうという中で、比較的前にプレスをいい形でかけれていましたし、失点の部分では最後の一歩だったり、相手の能力が高いことを想定した中で、その足の出し方の部分などもっと突き詰めていかなければならないと思います。

VENTUSに加入してから、この1戦をすごく楽しみにしていましたし、自分自身が育成時代からお世話になったクラブと戦えるということで、成長した姿を見せたかったですし、絶対に勝ちたいという思いで入りましたが、やはり自分の能力のなさを痛感しました。

リーグ再開初戦が勝利、次の試合は引分けだったので、次負けてしまったら意味がないということも監督から言われてきた中で、アグレッシブなサッカースタイルを見せられたとは思いますが、やっぱり決めるところを決め切るとかそういったところをやっていかなければ上には上がっていけないと思います。またみんなで切り替えて、自分自身もセカンドボールの争いの部分をもっと意識して取り組んでいきます。

今日の負けをチームとして引きずってしまえば、また前半戦と同じようになってしまうので、またみんなで切り替えて次に向けてやっていかなければいけないと思います。
失点は少しもったいない部分はあったかなと思います。防げたところもありましたし、その前のプレーでカバーしたぶん、守り切りたかったかなと。今日の試合ではミスもありましたが、つなごうとしたところはポジティブにとらえたいと思います。ミスを怖がったらまた今までと変わらず同じになってしまうので、もう一つその質の部分をこだわって、改善しながら継続してやっていきたいなと思います。

前半戦に浦和と対戦したときは、本当に何もできなかったというか完敗でしたが、今回はボールをつなげられた部分もありましたし、そこはプラスに感じています。ただ、先ほども言ったように失点がもったいなかったところがすべてかなと思います。

パスカットしてつなぐというところは意識的にできた部分でもありましたが、もう少し攻撃に圧をかけていきたいなとすごく思いました。また、試合終盤もやはり切らさず続けていくことともう少しボールを受けて出し入れできれば良かったかなというところはあります。

1試合重ねるごとに良くはなってきていますし、全体でつなぐ意識を持って慌ただしい試合にならないようにという部分は話しています。ミスも出てきてしまいますが、そこで怖がって回せなくなってしまうことはサッカーの面白さが欠けてしまうので、そこは怖がらずにつなぐところはつないでという意識は持っていきたいと思います。
フォトギャラリー

(写真:山田 勉)

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