SOMPO WEリーグ 第9節
2024.11.17 [SUN] 14:00 浦和駒場

浦和

  • 34' 栗島 朱里
  • 36' オウンゴール
  • 48' 藤﨑 智子
  • 72' 藤﨑 智子
4 - 0
2 前半 0
2 後半 0

大宮V

試合経過
監督コメント
やっぱりゴールを取りたいですし、そのためにどうするかっていうところだけです。守備はタイトになっていますし、誰一人サボることなくやってくれているので、そこをベースに、でもやっぱりサッカーである以上ゴールが生まれないとっていうところだと思うので、そこにどうつなげていくのかっていうとこかなと思います。

ビルドアップっていうよりかは、よりアタッキングでどうしていくかっていう、 個々のアクションのところであったり、引き出しをちゃんと頭の片隅に入れなさいっていうところは伝えています。最後選ぶのは選手でいいと思いますが、ウチの選手は真面目ですし、とても不器用というか、まだまだ足りない部分もありますが、少しずつ前進しているところではあるので、そういった引き出しをどれだけ増やして、ゴールにつなげるかっていうところなのかなっていう気はします。

自分からアクションを起こす、ボールを呼び込むっていうところに関して言えば、きっと自信というか少しエゴイストなところがなければ、ダメな局面だと思います。「ここに出してくれ」みたいな要求をもっとチームの中で増やしていかなければいけないと思います。それは自分勝手にやれとかではなくて、ここに出してくれ、でも違う選択が選ばれたけど、それでもまた次にどんどんアクションを起こしてあげられるかというところが大事なのかなと思います。

やっぱり浦和には、昨季立ち上がりの勢いに押されてしまったので、そこに対してどれだけ勇敢に戦って、なおかつ打ち合えるかっていうところなのかなと思います。ただ、私たちの良さである、"固い守備"っていうものをしっかりした中で、どれだけ相手のゴール前に迫れるかっていうところは大事になります。無防備に打ち合いとかではなく、やっぱり自分たちの良さを出しつつっていうところはすごくカギになると思いますし、浦和のホームに行くわけで、やっぱりなかなかの圧力があると思いますが、そこに対して私たちも成績が出ていない中でも、多くの方がいつもスタジアムに足を運んでくださるので、どんな結果であれ、絶対にそういった方が顔を下げて帰ってもらうわけにはいかないと思います。「浦和の方がやっぱり強かったけど、でもウチがやることやってやっぱり勝ったよね、これで今シーズンあと行けるんじゃないか?」って思ってもらえるようなゲームを絶対にしなければいけないと思います。
選手コメント
大学との兼ね合いで少しチームから離れていた期間があり、その期間は映像で試合を見ていましたが、毎試合積み上がっているのが試合を見ていて感じていたので、自分が戻ったときにそこにしっかりと合わせて入っていけるようにっていうことは、個人としては意識しました。そのうえで、自分が入っても穴にならないようにっていうことと、さらに他のいい影響を与えられるようにっていうところは意識して取り組んできました。

前節、前半をベンチから見ていて、結構ボールを持っていた時間が長かったですし、ゴールに迫る機会が多かったと思います。ただ、その中でもゴールに結びつけられていないとは見ていて思いましたし、ペナルティエリア付近での崩しの部分は、もっとアイデアを出して崩したいってベンチから見ていて思ったので、自分が出たらそこの精度や崩しのアイデアをもっと出して、ゴールに迫っていけるようにっていうことはイメージしていました。

途中交代で入ったタイミングは、ラスト10分っていう時間でしたし、点を取るしかないっていう状況だったので、 ゴールを取ることを意識して入った中で、あまり自分としてはボールを呼び込めなかったですし、ゴールに迫るプレーっていうのができなかったっていうところは課題に感じました。いろいろ意識して入った中で結局点を取れなかったので、そこはどんな状況で出たとしても、結果を出せる選手にならなければいけないと思いました。

浦和は中学のときに所属していたチームですし、ある意味古巣対戦にはなりますが、自分がジュニアユースにいたときに、上のカテゴリーやトップチームで活躍していた選手が今もいる状況で、やっぱり憧れもありますし、つねに上位にいるチームっていう部分で言えば、個々の能力としてもチームとしてもまとまりがあるイメージです。今のチーム状況的にも自分たちはまず勝利が欲しい中で、どんな相手でも一つ勝つことができれば変わると思うので、とにかくうまくて強いっていう相手の特徴もありますが、自分たちにも負けない部分があるので、特長を発揮して勝利に貢献できればと思います。

埼玉同士の戦いってやっぱり特別なものがありますし、技術うんぬんはもちろんですが、やっぱり気持ちで負けないっていうことは戦ううえでマストだと思います。たくさんの方が見ている中で勝利して喜びたいっていう気持ちが強いので、勝つために全力でプレーしたいと思います。

前節はホームで新潟Lと戦って、ビルドアップをするうえで、相手や味方のポジションをあまり意識せずにそのポジションを取ったり、ボールを引き出す中でもっと明確なポジションを取ることや、味方とのコミュニケーションの部分は個人としての課題だと思っています。

自分としては、前にどんどん追い越して行くっていうところは良さだと思っていますし、スペースがあったらSBを追い越して攻撃のチャンスを作るっていうところは、自分として手ごたえを感じていますが、追い越した後のイメージは足りない部分がまだ多いので、そこは今後意識的に取り組む必要があります。

3CBのシステムだと、相手が正面からプレッシャーをかけてくるので、正面をずらすというか、相手を見てポジションを取るっていうことが今一番難しく感じています。正面からプレッシャーを喰らわないように、少し内側にポジションを取ったり、3CBのお互いの距離感っていうところも、改善していかなければいけないと思います。

チームの中だと(乗松)瑠華さんが守備の要だと思いますし、能力が高いのはもちろん、声もかけ続けてくれますし、チャンスのときには攻撃参加してシュートで終わってくるところなど、一緒にやっていて勉強になります。守備の面で言えば、ボールに対しての強さもありますし、そこまで身長が高いわけではないですが、空中戦も競り勝ちますし、学ぶ部分が多くあります。自分は身長が高いぶん、そこをもっと武器にしたいと思いますし、盗めるものを仲間から盗んでいきたいと思います。

トップチームで試合をするときはユースと違って、応援してくださるサポーターさんがいますし、一戦一戦が大事になってくる中で、次節は同じ埼玉のチームですし、埼玉同士の戦いっていうものは少し特別なものがあるので、絶対に勝てるように準備していくことが重要かなと思います。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 池田 咲紀子
60'
DF 2 遠藤 優
60'
DF 3 石川 璃音
DF 13 長嶋 玲奈
46*'
DF 6 栗島 朱里
MF 14 角田 楓佳
76'
MF 18 柴田 華絵
MF 15 島田 芽依
MF 19 塩越 柚歩
60'
MF 5 伊藤 美紀
FW 7 高橋 はな

控えメンバー

GK 12 福田 史織
60'
DF 4 後藤 若葉
DF 22 岡村 來佳
MF 20 高塚 映奈
60'
FW 17 西尾 葉音
60'
FW 35 前原 嘉乃
76'
FW 36 藤﨑 智子
46*'

監督

楠瀬 直木

スターティングメンバー

GK 22 今村 南海
DF 5 乗松 瑠華
DF 10 五嶋 京香
DF 33 佐藤 百音
79'
MF 7 西澤 日菜乃
55'
MF 15 林 みのり
79'
MF 6 杉澤 海星
8'
MF 37 金平 莉紗
55'
FW 8 阪口 萌乃
FW 9 井上 綾香
FW 13 仲田 歩夢

控えメンバー

GK 1 戸梶 有野里
DF 26 落合 依和
8'
MF 24 上田 佳奈
79'
MF 20 甲斐 碧海
FW 29 箕輪 千慧
55'
FW 16 北川 愛莉
79'
FW 18 平井 杏幸
55'

監督

柳井 里奈
試合詳細
12 シュート 2
3 GK 14
6 CK 2
3 直接FK 5
1 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

兼松 春奈

副審

曽根 未宇

副審

水嶋 優希

第4の審判員

梶山 芙紗子

入場者数

4,202人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

23.9℃/64%
監督コメント
立ち上がりの浦和のパワーに対して、しっかりと自分たちも前に出ようねっていうところは伝えていましたが、そこの圧に押し込まれてしまったっていうところと最初の失点の時間帯は少しもったいなかったと思いますし、1点目から2点目までかなり短いタイミングで取られてしまったっていうところは、持ち直さなければいけなかったところだったと思います。

前半で言えば、2枚の脇のポジションをうまく取られていたところを、後半にシステムを変更して、前に2枚いるからしっかり前に出て行くっていうことを選手に伝えました。選手たちはそこに対してしっかりやってくれたと思いますし、失点と1対1の対応であったりっていうところも含めて、セカンドボールや一歩の早さ、初速っていう単純に50m走とかではないスピード感のところで、すべてにおいて浦和の方が優れていたのかなと思います。また、そこは日常のトレーニングのところだと思うので、私の能力のところなのかなと思うゲームでした。ただ、選手は最後までゴールに向かってくれたので、そこはすばらしかったと思います。

もちろん押し込まれる時間は長かったですが、リトリートしてカウンターっていうよりかは、しっかり自分たちが今やってるものを出さなければいけないし、怖がらずに幅を使うっていうところはありましたが、そこは圧であったりっていうところで、選手の距離が逆に広がりすぎてしまったところで難しくなったのかなと思います。

例えばですが、ゲーム中に試合を放棄したとかであれば、私は選手に声をかけません。ただ、浦和の伝統やいろいろなものに対してであったり、彼女たちは浦和出身の選手も多くいますし、自分たちだけがダービーを戦っているわけではないということは選手も理解をしています。だから最後まで私は胸を張って欲しかったので、試合後彼女たちに声をかけました。「行こう、悔しいのは私たちだけではない」と。悔しい気持ちは私も現役のころに味わったので、よくわかりますが、やっぱり彼女たちがプロとして絶対最後に見せなければいけない姿勢があるので、監督としてそこは声をかけました。
選手コメント
浦和がここ最近CBやFWの起用が変わっていましたし、前線にはパワフルな選手がいるので、シンプルにそこの怖さもある印象がありました。まずはそこに対して、攻守の切り替えのところ、しっかりと戻すっていうところは今週意識的に練習の中で取り組んできました。

やっぱり試合の入りの中で、うまく相手の陣地が取れなかったり、いい形でクリアできるシーンも少なかったので、ズルズルと自陣に引き込んでしまって、すごく嫌な時間帯が続きました。クリアをつなげられないのであれば、もっと思い切って相手の背後まで蹴るっていう割り切りが足りなかったと思いますし、やっぱりそれをチームとして共通理解をしておくことで、FWの選手もマイボールになりそうっていうときには、相手より早くスタートを切ることができますし、シンプルに背後も取れたと思います。また、それが点につながらなくても、高い位置のスローインやしっかり相手の陣地をとって、そこからまた自分たちがボールを握れる時間も増えるのではないかなって思います。

今日の修正で言えば、沸いてくる相手に対してどの選手がついていくのか、追い越してくる選手に対して前の選手がそのまま戻ってくるのか、DFラインがそのまま降りてってズレていくのかっていうところは、決め事にしてもいいところであると思いますし、コミュニケーションが足りなかったと思うので、そこをもう一度積み上げていくところはやっていく必要があると思います。また、前線の選手はラインを上げてほしい、後ろの選手はもっとボールに行ってくれないとラインを上げれないよっていうところの感覚のズレみたいなものがあったので、お互いもう少しそこを共有しながら、ファーストプレッシャーをもっとかけられるようにしなければいけないと思いますし、攻撃的な守備からカウンターが出せるような守備の積み上げをしていかなければいけないなって思います。
立ち上がりはもう少しシンプルに裏を狙ってもよかったかなっていうのが一つ。また、割とSBが高い位置を取ってきて、CBが2枚で守備するっていう形だったと思うので、もう少しそのサイドのスペースとかを狙って、はっきりプレーして良かったのかなって思います。ただ、攻撃に入る前に自分たちでボールを失ってしまうシーンが多すぎたところは反省するべきところです。

自分たちの技術のミスやシンプルなイージーミスでボールを失ってしまうシーンも多かったですし、もちろん相手の守備の強度がやっぱり高くて、相手に上回られていた部分もあるとは思いますが、自分たちがやるべきことをまずできていなかったなっていう方が強いと思います。

浦和は前からすごくプレッシャーに来るわけでもなかったですし、割と出てきたところに人が来るっていう感じだったので、もう少し自分たちがつなぐ勇気というか、今日で言えばボランチを使ってボールを動かすってことがなかなかできていなかった印象だったので、そこは自分たちがもっと勇気を持って、自信を持ってできる部分だったと思うので、そこが出せなかったっていうところは今後の課題だと思います。裏を狙う部分は大事にしつつ、でももっと下で動かせたよねとか、ワイドに振れたよねっていうところはもう少しできたと思いますし、修正すべきところではあるかなと思います。

やっぱり圧倒的に攻撃に関わる枚数が少ないですし、マイボールになって攻撃に切り替わったときに、相手の人数が多くて自分たちの枚数の方が少ないっていうシーンがほとんどだったので、奪い方や守備の距離感の部分でまだ足りていないというのは痛感しました。予測とかこぼれたボールが全部相手ボールになってしまっていたし、たまたまに見えるところもあるかもしれませんが、絶対にそこも予測あってのことだと思いますし、そういったところでさえ、相手との差を感じました。攻撃になったときに、いかに沸いて来れる人を増やせるか、押し込んだ状態でいかに優位にボールを動かせるかっていうところなのかなと思います。
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