
1月6日の始動からここまで、既存の選手と新加入選手の融合を進めながら、組合せの違いによる化学反応が確認されてきた。いくつかのシステムにもトライしている。一つハッキリしているのは、J2で戦い抜くため必要な競争力を、確実に身につけてきたということだ。インテンシティや素早い攻守の切り替えを追求しながら、「際」の部分にこだわって守り切る、取り切る姿勢を強めている。すべての基本となる「止める、蹴る」にも、改めて着目してきた。
開幕戦には独特の雰囲気がある。プレシーズンの準備が順調でも、勝利が約束されるわけではない。対戦相手の情報が少ないことも含めて、何が起こるか分からないのが開幕戦なのである。
だからこそ問われるのは、チームのアイデンティティの徹底である。今シーズンを迎えるにあたって長澤徹監督が語った「すべてのゲームで襲いかかる」という姿勢を、チームの全員が表現する。
(文:戸塚啓)
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ここまでの期間でしっかり準備ができていますし、チームとしてもグループとしてもかなり成長できたと思います。フィジカル面、戦術面、メンタル面も含めて、いい準備ができていると思いますし、いい開幕戦が迎えられるのかなと思います。
キャプテンとしてチームを励ましたりする部分もそうですが、同じ人間で同じ仲間なのでしっかりとみんなを持ち上げるサポートもしていきたいですし、あとはサッカーなのでみんなが楽しめる、リラックスした場になればと思います。観客がいる競技なので、やっぱりみんなが楽しめるような試合も大事だと思っています。
山形は強度が高いチームで、前線には足の速い選手が揃っていますし、手強いチームだなと思います。ですが、僕たちもそこに向けてしっかり準備をしていますし、自分たちが有利になるように頑張っているので、いい試合ができればと思います。
自分はDFなのでまずは相手のシュートを防ぐことが一番で、失点数が少ないチームこそ勝利に近いのでそこは徹底したいですし、あとは自分の持ち味でもあるパスなど攻撃の面でもサポートして、セットプレーでも得点につながるようなプレーができればと思っています。
週末の試合に向けて選手みんながモチベーション高く準備していますし、初戦をホームで迎えられることもあって大勢のサポーターの方が来てくれると思います。皆さんのエネルギー、熱は僕たちにとってのエネルギーでもあって大事な力なので、たくさんの人に来てもらって大きな声援をいただければと思っています。
始動してからキャンプも含めてここまで、チームとしてもいい準備ができていますし、個人としても気持ちの面でも身体の面でもいい準備ができたので、やっと開幕するなという感じです。今は自信と不安とどちらもありますが、楽しみな気持ちが一番です。前線にもいい選手が入ってきて、日々の練習から常にコミュニケーションをとりながらやってきたので、あとはそれを試合で出せればと思います。
開幕戦はすでにチケットが完売していてたくさんのファン・サポーターが来てくれると聞いているので、本当に楽しみにしています。まずは、勝利、勝つということが一番ですし、熱い試合をしてみんなに笑顔で帰ってもらえるように一生懸命プレーしたいと思います。ゴールを決められるように頑張ります。
新シーズンに向けてファン・サポーターの皆さんのたくさんの期待を感じていますし、もっとお客さんに入ってもらうためにも、選手はピッチで熱い試合をしなければいけません。もちろん、結果も必ず出したいと思っています。皆さんの応援はいつも心強いですが、ぜひ去年よりもっとサポートしていただいて、目標を達成できるように、引き続き応援していただけたらと思います。応援よろしくお願いします!
今の状態は過信もなく少し危機感のある緊張を持ち、やれるんじゃないかなと思っていますし、チームとして一番いい状態であると思っています。新しくジョイントした選手たちがいるので彼らとチームの基盤をやりながら、少しバージョンアップしなければいけないところもあって、そこをみんなで共有してという感じで、大体の大きなフレームは共有していると思うので、ここからは公式戦という実践を重ねながらどう自分たちのモノにしていくか、もちろん勝点を稼ぎながらではあるのですが、そういう状況にあると思います。
開幕戦にあまり思いを入れすぎても残り37試合あるので、勝ち、負け、引分けの結果が必ず出るのでそれを受け止めてですが、相手も最高の準備をしてくると思いますし、緊張感とか自分たちの意志とか自信とか、すべての面においていい準備ができないと最初の戦いは取れないので、しっかり準備していきたいと思っています。
山形は監督も3年目ですし、完成しているチームだと思います。去年もプレーオフまでの間隔が開かなかったら開幕戦の相手ではないというか、上のステージにいるチームなので、あのままの勢いで上に行っていたはずなので。補強も日本人のいい選手を獲っている印象です。攻守全部の局面でしっかり共有されているなという型はあるので、そんなに大崩れもしないですしかなり安定していると思っています。
新加入選手はそれぞれ特徴があるので、最低限チームがやることを抑えてもらって、自分の特徴をどう出すかという部分が一番大事で、それを周りがちゃんと認識するかという、彼らの状況が来たらボールを配っていけるかというのがすごく大事なので、そこはある程度、なんとなく感覚的にはわかってきているんじゃないかなと思います。
キャプテンのガブリエウは、ゲームを進める上でちゃんと冷静に物事を見れますし、元々大宮でやってきた選手たちは忠誠心を持っているので、どういう色が出るかなという形ではいますが、日本も長いですし、そういう側面からチームをまとめてもらいたいと思っています。いいときは誰でもいいのですが、彼がチーム状況が上向きにならないときにも戦える選手というのは、外から観ていても知っていましたし、そこも含めて、いいときも悪いときもあるので安定してしっかりと戦えるようにということで託しました。
完成されたチームとの試合ですが、ホームでチケットも完売していて、サポーターに対して我々が自分たちのプレーをしっかり見せればエネルギーをしっかりもらえると思うので、その場には感謝しています。あとは選手の力を解放するだけなので、試合までの期間でうまく準備できればと思っています。サポーターの皆さんには本当に感謝していますし、去年も含め苦しいときから支えてもらっているサポーターの方たちなので、なんとか一緒に戦えるような一戦目にしていきたいと思います。