今野浩喜の「タダのファン目線記」 さいたま市宇宙劇場編

今野さんが「ただのファン目線」で行きたい場所に足を運び、会いたい人に会い、書きたいことを綴る本連載。今回は、大宮駅西口徒歩5分の場所にある「さいたま市宇宙劇場」に来訪。埼玉県内最大限級というプラネタリウムを鑑賞するとともに、広報ご担当の伊東さんに案内いただき施設内を見学しました。


名誉館長が若田光一さん

伊東「さいたま市宇宙劇場で広報をしています伊東です。よろしくお願いいたします」

今野「よろしくお願いします」

伊東「プラネタリウムの上映が4時30分からで、だいたい45分間。5時15分くらいに終わる予定です」

今野「はい。プラネタリウムの外にも見るものがあるんですか?」

伊東「ここはプラネタリウムのみの施設になっているので、展示は小規模なんです。ここ3階なんですけど……」

今野「若田(光一)さん!」

伊東「はい。若田さんのちょっとした展示がありまして」

今野「ちょっとした展示を見てみましょうか」

伊東「はい。若田光一宇宙飛行士は、当館の名誉館長をされているんですね」

今野「ふ~ん」

伊東「旧大宮市出身ということで、若田さんの手形もあります。あとは、これまでの活躍、実績とかですね」

今野「こういう写真(宇宙服を着た若田さんの姿)って、独特のボヤけ方というか……」

伊東「(爆笑)」

今野「そんな感じしません?日本の写真家には出せないですよね。この感じ」

伊東「確かに、色味が違いますね」

今野「日本じゃない、アメリカって感じがします」

伊東「フフフ……。あとは若田さんの小学生時代の作文、絵画とかですね」

今野「え!?ホントだ」

伊東「ご本人に、ご提供いただきました」

今野「お・に・た・の・ぼ・う・し?」

伊東「読書感想文ですね」

今野「小学1年生かぁ……。なんだろうな。今ざっと読んだけど、小学1年生の知能指数は、たぶんみんな同じぐらいですね。どこから差が出るんだろう?」

伊東「そうですねぇ」

今野「俺も、こんぐらいは書けると思うんだよな」

伊東「アハハハ……」

今野「特別すごい感じはしない。誰もが書く読書感想文と言うか、内容のダイジェストが書いてある、よくある感じはありますね」

伊東「要領のいい作文かもしれないですね」

今野「ですね」

“解説員”に興味津々暑さ問題

伊東「3階にあるのは若田さんのこの展示と、二つある渡り廊下で(プラネタリウム上映時に内容を説明してくれる)解説員のプロフィール紹介などをしています」

今野「ふ~ん」

伊東「解説員は4人(ささき、みやばやし、かもだ、ながい)います」

今野「苗字! 苗字呼び捨てで書くって、珍しくないですか?」

伊東「苗字、呼び捨て、ひらがな(笑)。今日は、かもだが解説します」

今野「かもだ、なんですね」

伊東「かもだは京都出身です」

今野「なんのきっかけで、こっちに出てきたんですかね?」

伊東「なんででしょう」

今野「だいたい、下の名前で書かないかな?」

伊東「アハハハ……。途中で結婚したら変わっちゃいますしね」

今野「そうです」

伊東「やっぱり、解説員は星が好きって人が多いですね」

今野「解説員の担当は、どういうローテーションなんですか?」

伊東「プログラムも当日の担当者によって違う感じなので、誰に当たるかは、その日まで分かりません」

今野「解説員のみなさんに対する『出待ち』みたいなのもあるんですか?」

伊東「うちはスタンプカードという制度がありまして、投影を1回見るとスタンプが1個もらえます。そのスタンプが解説員ごとで違うので、『全部ささきでそろえたい』という方もいるみたいです」

今野「ほう……。誰の日かは、どこで分かるんですか?」

伊東「当日、Xでだけ告知しています」


今野
「なるほど。プログラムの内容は、どのくらいの周期で変わるんですか?」

伊東「う~ん、まちまちですね。例えば、季節ものでしたら、その季節だけですし。何か大きなプロジェクト、ロケットを飛ばすとかがあれば、皆さんが知りたい情報を長期間に渡ってプログラムすることもあります」

今野「同じものを何回も見に来る人もいるわけですか。ささきを集めたいばっかりに」

伊東「そうですね(笑)。向こうの渡り廊下には、これまでやってきたイベントのゲストの方のサインなどが飾ってあります。あっ、ささきさん! (ささき解説員に遭遇! )」

今野「あれ?今日は違いますよね」

ささき「はい。私の担当ではないです」

今野「今日は、かもだ、ですよね」

ささき「はい」

今野「帽子が好きな、かもだですよね」

ささき「投影中はかぶってないんですけどね」

今野「それは残念!」

伊東「ですね(笑)」

今野「そもそも、解説員の方の説明は生でやるんですか?」

伊東「はい。今から見ていただく4時30分からの『星空の時間』は、解説員が45分間、ひたすらしゃべり倒します」

今野「録音で解説を流すわけではないんですね」

伊東「はい」

今野「え~」

伊東「ひたすらしゃべります。最初のアナウンス、注意事項とかは録音ですけど」

今野「そっち! 逆なら分かるけど(笑)」

伊東「注意事項が録音です」

今野「なんで録音しないんだろう。星が流れるタイミングは同じですよね?」

伊東「いや、そこも変えられます」

今野「そうなんだ!」

伊東「例えば、この話をしたあとに太陽を沈ませようとか、星座を見せようとか。プラネタリウムって何をするのも自由なので」

今野「へ~、一回でいいので最速を見たいですね」

伊東「ふふふ……。最初に昼間の光景を見せて、そこから夜になる感じです」

今野「ふ~ん」

伊東「話すテーマに応じて、月とか星は自由に出すことができるんです」

今野「しゃべることは、解説員がおのおの考えるんですか?」

伊東「基本的には。『星空の時間』は2部構成になっていて、今日見える星空と、解説員それぞれのテーマ解説になります」

今野「そうなんだ。皆さん、解説員をメインでされているんですか?」

伊東「はい。宇宙劇場の職員です。ささきは文系、かもだはずっとこの仕事がしたくて、みやばやしは教育系、ながいはデザイン系です」

今野「特に人前に立ちたいって人ではないんですね」

伊東「そうですね。皆さん自分が自分がってタイプではなくて、本当に星が好きなんです」

今野「はぁ……」


スタンプカードとミュージアムショップ

伊東「そろそろ上映時間なので、中に入りますかね」

今野「分かりました」

(約45分間のプラネタリウム上映を満喫)

伊東「いかがでしたか?」

今野「いやぁ、よかったです。かもだが、すごくいい声でした」

伊東「伝えておきます!」

今野「これ、寝に来る人いません?」

伊東「プラネタリウムは内容がなんであれ、寝ちゃいますよね(笑)」

今野「あの美声で、寝かせにきてる感じもありましたしね」


【「かもだ」さんから直接スタンプカードをゲット】

伊東「こちらが5階になります。チケットを買っていただく券売機、ちょっとした展示やショップもあります。手作り感満載なんで、ちょっとあれですけど……」

今野「いろいろ売ってますね」

伊東「このショップは4月にリニューアルして、品数が増えました」

今野「ショップは何時までやっているんですか?」

伊東「平日は16時30分。土日祝が17時30分です」

今野「宇宙食! 宇宙食って食べたことありますか?」

伊東「私はチョコレートケーキが結構好きです」

今野「食べられるレベルじゃなくて、好きってまでいくんだ」

伊東「結構美味しいですよ。おもちとかプリンも売っています」

今野「プリンって、中にプリンが入ってるんですか?」

伊東「これがですね、サクサクしてるんです」

今野「へ~。バニラアイスってのは、どういうことですか。冷たいんですか?」

伊東「いや、冷たくないです。風味というか味ですね」

今野「本当の宇宙食なんですか?」

伊東「最新のものではないですけど、同じ製法で作られたものが食べられています」

今野「はぁ……すごい。宇宙劇場のキャラクターとかいるんですか?」


【伊東さんが手に持っているのが『きらりん』】

伊東「いやぁ~。でも一昨年、当館で謎解きをやったんですけど、そのときに作ったのが、この『きらりん』と『ぴかりん』です」

今野「おぉ、いいですね。誰が作ったんですか?」

伊東「『みやばやし』が作りました。それが撤去されずに残っているので、ここからジワジワ浸透させていきたいなって」

今野「言い方が難しいですけど、着ぐるみは難しそうですね」

伊東「はい(笑)。きらりんがピンク、ぴかりんが青です」

今野「伊東さんは宇宙が好きなんですか?」

伊東「そうですね。結構好きで、大学のときも天文サークルに入っていました」

かわいいデザインの招待券

今野「プラネタリウムを見に行ったり?」

伊東「行けるときは」

今野「ここ(宇宙劇場)とかは?」

伊東「ここには来たことがなかったんですが、縁があって入社しました。埼玉県はほかにもプラネタリウムがいっぱいあるんですけど」

今野「そうなんですか!」

伊東「市内だけでも3つあるんです」

今野「多いんですね」

伊東「大宮、浦和、岩槻にあります」

今野「ははぁ……」

伊東「うちは埼玉県内では最大級のプラネタリウムです。直径23mあるので」

今野「確かに大きかったな」

伊東「日本は、めちゃくちゃプラネタリウムが多いんですよ。世界的に見ても」

今野「へ~、全然知らないや」

伊東「そのあたり、なかなか分からないですよね」

今野「プラネタリウム大国だったんですね」

伊東「はい! まさに。公民館に併設されているような小規模なものから、うちのように大 規模なものまで、本当にたくさんあります」

今野「じゃアニメかプラネタリウムか、ですね。日本は」

伊東「う~ん……って言っちゃいましたけど(笑)」

今野「大丈夫です。伊東さんは望遠鏡とか持ってるんですか?」

伊東「家にあります。私と言うか旦那も好きなので」

今野「なるほど。じゃ、流星群とか見に行くんですか?」

伊東「見えるときは家から見ています。天体観測は全然行けてないですね」

今野「そうなんですね」

伊東「こんなタイミングであれですけど、ちょっとしたお土産です」

今野「ありがとうございます。これは?」

伊東「5月から始まる新しいプログラムでして。チラシを入れてみました」

今野「ほう。『癒しの島 沖縄・屋久島』ですか。沖縄の空が見れるんですね」

伊東「プラネタリウムは、星を見る場所も自由に動かせるんです」

今野「なるほど」

伊東「……こんなご案内でよかったんでしょうか?」

今野「だいたいいつもこんな感じです」

伊東「それはよかった(笑)」

今野「いろいろありがとうございました」

伊東「こちらこそ、ありがとうございました。ぜひ、またお越しください!」



構成:粕川 哲男
協力:さいたま市宇宙劇場
〒330-0853 埼玉県さいたま市大宮区錦町682番地2
大宮情報文化センター(JACK大宮)
Tel 048-647-0011

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